世界の物語– category –
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沼尾ひろ子の朗読 の世界
なぜタイトルが「雪の女王」なのか
こどもの頃、そして今も胸に不思議なわくわくの灯がゆらめくお話「雪の女王」。ラップランドとトナカイとカイとゲルダ。このカタカナが私のだいすきな雪の世界を形成している。なぜ、タイトルは「雪の女王」なのだろう。こどもをソリに乗せて氷に閉ざされ... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
「夏の夜の夢」と「三国志」W公演
「夏の夜の夢」。セリフで展開していくシェイクスピアの戯曲。演じきった。演劇でもない、映画でもない、小説でもない、朗読で。「おもしろかった〜!」と言っていただけて、よかった〜!シェイクスピア様、あなたの世界観、ドラマティックリーディングし... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
テレビじゃできない?!夏の夜の夢
これほど何度も推敲するのは滅多にない。数ヶ月寝かせておいてまっさらな感性でことばを書き足したり、削ったりすることはあるのだけれど、このシェイクスピアの喜劇を朗読の世界で表現するに、何度も声にだしては、ん〜もっとイッちゃった方がいいかな、... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
メンデルスゾーンの「夏の夜の夢」
メンデルスゾーンは、17歳の時この戯曲を読んだ。イギリスの文豪シェイクスピアが1595年頃に書いた「夏の夜の夢」は、メンデスゾーンの感性を揺さぶり、彼は興のおもむくままピアノの連弾の序曲を作曲し、のちにオーケストラに編曲した。この「序曲」は、... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
どこにもない「夏の夜の夢」
竹林のステージ7月最後の土曜日に朗読する「夏の夜の夢」。イギリスの劇作家シェイクスピアの喜劇。昨年朗読脚本を書き上げ1回朗読公演をし、今回は2回目。改めて読み返し手直しを加えているのですが、われながら、おもしろい!とおなかを抱えて笑っている... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
どうして人魚姫は、ひとめぼれの王子さまにこれほど真心を尽くすことができたのか
人魚はあこがれだった。海の中にいるおひめさま。子どもの頃、色鉛筆でよく海の中ゆらゆらゆれてるワカメや幻想の中の人魚姫を画用紙いっぱいに描いたもの。想像の中でしか会うことができないからいっそう好き度がアップしたのだと思われます。王子さまと... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
「母をたずねて」が大人にも愛される理由
朗読を聴いて涙を流す方はとても多いです。すっきりした顔をされて帰られるので、涙の力ってすごいなと思います。私は、朗読しながら泣いてしまうことがあります。作中人物の泣きたい気持ちと同化している時です。「母をたずねて」は私の作った朗読作品の... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
1枚の写真が本の中に・・・
1枚の写真。写真の裏には、手書きで1995年 7月ドレスデン。取り寄せた古本の中に挟まれていました。大切な写真なのではないかしら。それとも、この本を手にするだれかに託したかったのかな。いづれにしても、私のところにやってきて、偶然目にとまった。私... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
今こそ聴いてほしい「動物会議」
3月26日(土)の沼尾ひろ子の朗読の世界の作品をケストナーの「動物会議」に変更しました。やはり、今だからこそこの本を朗読したいのです。1949年、ケストナーは子どもと大人のための家庭の本というカテゴリでこのお話を書きました。少しも成果のあがらない... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
あなたの知らない「しらゆきひめ」
だれもが知っている「しらゆきひめ」。ドイツ ヘッセン州バート・ヴィルドウンゲンの民話がもとになっています。マリー・ハッセンプフルークが語って聴かせたお話をグリム兄弟が編纂して現在に至ります。7版まで行われているし、原作をもとに映画や絵本で...