「夏の夜の夢」と「三国志」W公演

「夏の夜の夢」。セリフで展開していくシェイクスピアの戯曲。演じきった。演劇でもない、映画でもない、小説でもない、朗読で。「おもしろかった〜!」と言っていただけて、よかった〜!シェイクスピア様、あなたの世界観、ドラマティックリーディングしましたよ!ハーミアとヘレナ、ディミートリアスとライサンダー、妖精の女王タイテーニア、ヒポリタは私の中で映像化しやすかったのだけれど、シーシアス公爵とオーベロン、特にシーシアスは、ポジション的に表現しにくい男性。征服者であり、どこかステレオタイプ。難しいのだ。場面転換も含めて、ひとり語りで映像朗読するにあたり、どの作品よりも、何度も手を加えて、客観視した。聴いているひとにストレスなく映像が流れていくために、第三者目線が必要だった。そういった意味でこのドタバタ劇を、言葉の表現力だけでなく、実感としておもしろかったと思っていただけるためのハードルはかなり高かった。その分、やりがいもあって、やりとげた感もあったわけです。だから、おなかすいたわけ。もっと、スムーズに流れるようにできるはず。この作品、まだまだ進化させます!

そして、本日2作目は、三国志。虎牢関と洛陽落日賦の2話。1時間15分。初めて聴きにこられた方が3名いらっしゃって、三国志の世界を味わっていただけるように、登場人物紹介を作成しました。夏の夜の夢も、相関図作ったので、今回は2作品ともですね。虎牢関は戦いの、土煙や、息づかい、馬のいななき、刀の合わさる音、名乗りの優美なまでの猛々しさ、それらを存分に体感していただけるように。洛陽落日賦は、12代栄えた都が炎に包まれる虚しさを。吉川英治のリズミカルな文調に声をのせ、ドラマティックリーディングしました。体力を消耗するので、朗読前に大盛りカレーを食べてのぞんだのに、やっぱりおなかがすいて・・・。そのくらい、体重も減るのだ。しかし、痩せない。すいた分しっかり補給してるから。おわった〜! おなかすいた〜!

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この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

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