テツandトモさん新曲「おんどくドクドク」沼尾ひろ子考案「音読体操」が楽曲化されました!

この度、私沼尾ひろ子が考案した「音読体操」が、テツandトモさんによる新曲、認知症予防の啓蒙ソング『おんどくドクドク』(テイチクエンタテインメント)として楽曲化され、2025年10月24日にデジタル配信リリースされました。

本作は、音読を通じた認知症予防・脳活性化への取り組みをテーマに、明るく楽しい歌と踊りで構成された作品です。
テツandトモさんが歌とパフォーマンスを担当し、私は“音読体操考案者”としてその原案とメッセージを提供しました。

どのように「音読体操」が生まれたのか。

夢が叶ってアナウンサーとなり、テレビの情報生番組のナレーションを担当して、気がつくと人生の半分が過ぎました。とにかく毎日が、瞬時に渡された原稿を映像に合わせて正しい滑舌で読むスリリングな日々、充実した日々を送っていました。ところが突然、脳梗塞を発症し失語症となってしまいました。本や新聞の文字が頭に入ってこない。文を声に出して読むこともうまくできないし、テレビを観てもわからない。メールも打てない。何か伝えたくても言葉が浮かんでこない。私は自分がみじめで、ひきこもってしまいました。

人生のすべてをあきらめかけた私に、ことばで伝える喜びをもう一度気づかせてくれたのが音読でした。目についた文字を声に出す、文章を声に出して読む。そうやって日を重ねていき、いつしか笑いながら、楽しく、音読していることに気がつきました。

そして、ついに生放送の現場に復帰を果たしたのです。

音読が、私の人生を変えてくれました。

音読には、心と体が健康になるすべてが詰まっています。

だれもが年を重ねていく。自分らしく、やりたいことがやれる、笑顔で毎日が過ごせる、音読をとおして、元気で素敵な笑顔の人が増えてくれればこんなうれしいことはありません。

「音読体操」とは

「音読体操」は、私が言葉を獲得したすべてを体系化したものです。文字を読む。意味を理解する。声に出す。聴く。声を出すためのからだを作る。それらは楽しく行えることが重要です。

今まで延べ1,000人の方に教えてきました。 音読」は「脳の全身運動」とも言われています。

2025年には730万人にまで増加するとされている認知症。高齢者の5人に1人が発症するという予測もあります。

ひとり暮らしで人との交わりが少なくなり、だれとも話をせず一日が過ぎてしまうというような現状も要因のひとつとなっているという報告もあります。

「声に出すことは、脳を動かすこと。音読を通じて“健康”と“心の元気”を届けたい」

「音読体操」が認知症予防の一助になれば幸いです。            

「おんどくドクドク」動画 https://youtu.be/CyeDsct7LOw

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この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

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