枕草子– category –
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沼尾ひろ子の朗読 の世界
枕草子を読めば読むほど胸がいっぱいに
春はあけぼの はるはあけぼの。はるはあ しあわせなよろこびに満ちた陽の音ではじまり、けぼの しずかにゆうがにとじていく音ようよう じょじょにしろくなりゆく じょじょにひらきやまぎわ ふくんだやわらかい陽の音にすこしあかりて ちいさな... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
桜に心がさわぐ
桜に心が騒ぐー 私たちの心に受け継がれている桜への思い。万葉の時代から歌に詠まれ、王朝文化で花開き、無常観、そして日本文学へ。春霞たなびく山の桜花うつろはむとや色かはりゆく「古今集」より桜は花びらおほきに葉の色こきが枝ほそくて咲きたる「枕... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
清少納言の祀られる車折神社へ
路線バスに乗って車折神社へいずれの御時にか、女御更衣あまたさぶらひたまひけるなかに いとやむごとなき際にはあらぬがすぐれて時めきたまふ ありけり光源氏の母桐壺は、帝に溺愛されるあまり、あまたの女性たちの羨み妬みを一身に受け、命を落としま... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
藤原定子と清少納言と
枕草子を今年最初の朗読の世界に選んだのは、清少納言が好きだったからである。あっけらかんとした物言い、底抜けの明るさ、頭がいい、自分の容姿には若干のコンプレックスがあって憎めない。この時代にいたら、きっとめっちゃ友だちになっただろうな。外...
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