宮沢賢治– category –
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沼尾ひろ子の朗読 の世界
賢治が書く文章は、風が見える
さわやかな9月1日の朝。「青空で風がどうと鳴り、日光は運動場いっぱいでした。教室の中にあの赤毛のおかしな子がすまして、しゃんとすわっているのが目につきました」賢治が書く文章は、風が見える。自然が描写されるのではなく、生きている。子どもは自... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
優秀なストーリーテラーはちすずめ
8月に賢治を朗読するとしたら・・・。トマト!実はタイトルから選んだのでした。夏のお話はあまりないのです。うちのトマトはまもまく収穫時期が終わりなのですが、夏の終わりに、と思って。とても不思議なお話です。ストーリーテラーが二重に折り重なって... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
どんな世界の夜空にもマジェルは照り輝く
「からすの北斗七星」は、音で映像化する以前に言葉の音韻が意味と上手くマッチングしない難しさがあります。ぎゆうかんたい=義勇艦隊、かはく=仮泊、ほうかん=砲艦、いって=嫁って、このような言葉は音で聞いてだけでは文字が浮かびませんよね。です... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
岩手弁難解な「風の又三郎」全編朗読
/宮沢賢治の「風の又三郎」。賢治の時代の子どもたちの岩手弁がこの作品の魅力でもあるのですが、朗読は難しいです。岩手弁の恩師から方言指導を受け全編朗読した沼尾ひろ子の朗読の世界「風の又三郎」をYouTubeでお聴きいただけます。今日は、春の嵐が予... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
世界をひとつにする雪渡り
雪渡りができる日。お月さまが青白くひかる真冬の夜、降り積もった雪がカチンコチンに凍り、一面氷の雪原になります。小川が流れていたり作物が植わっていていつもは歩けない野原や畑。歩いてどこまでも行けるのです。キックキックトントンとスキップした... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
YouTube沼尾ひろ子の朗読の世界に「グスコーブドリの伝記」登場
宮沢賢治の作品の中でなにがいちばんすきかと聞かれたら、とても迷う。「銀河鉄道の夜」も「風の又三郎」も「なめとこ山のくま」も「セロ弾きのゴーシュ」もどれもほんとうにすきで、それぞれにはそれぞれのすきの理由があって何時間でも話せる。「グスコ... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
グスコーブドリの伝記を朗読し終えると、月が真うえに
グスコーブドリの伝記を朗読し終わったとき、なんともいえない感情に、いつも包まれる。どうしたらいいかわからない。賢治は、そっとこの伝記をおわらせた。ずるいと思う。おもいっきり泣きたいのに、静かすぎて、はばかられるし、あたたかなきもちになり... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
朗読「セロ弾きのゴーシュ」宮沢賢治 10月30日20時
穴のあいたセロは、賢治の晩年のエピソードからヒントを得たとも言われています。真夜中、ゴーシュの家を訪れる動物たち。ゴーシュとどうぶつたちのやりとりと奏でる音色を朗読で映像化。土曜の夜、Dramatic Readingsの世界をライトアップされた竹林に囲ま... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
今日のHappyEndワード「まるでなっていないようなのが、いちばんえらい」
今日のHappyEndワードこのなかでいちばんばかで、めちゃくちゃで、まるでなっていないようなのが、いちばんえらい「どんぐりと山ねこ」宮沢賢治より#ハッピー #ハッピーエンド #朗読 #どんぐりと山ねこ #宮沢賢治 #いちばんえらい #ハッピーエン... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
My favorite book
My favorite book賢治の短編童話の中でも、完成度が高い作品。なんといっても、タイトルが秀逸。こんなんに洒落ているタイトル、そうお目にかかれない。想像が膨らむ。声に出した時、文字を目にした時、「素敵」のシャワーを浴びるのだ。#お気に入り...
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