グスコーブドリの伝記を朗読し終えると、月が真うえに

グスコーブドリの伝記を朗読し終わったとき、
なんともいえない感情に、いつも
包まれる。
どうしたらいいかわからない。
賢治は、そっとこの伝記をおわらせた。
ずるいと思う。
おもいっきり泣きたいのに、
静かすぎて、はばかられるし、
あたたかなきもちになりたいのに、
うけとめきれないものを投げられて
いったいどうしたらいいのだろう。
ブドリは、あらがうことなく生きてきた。
ずっと・・・。
最後にあらがった。
何のために?
ひきかえにしたもの・・・。

賢治は、伝記を書いた。
グスコーブドリの伝記を。
伝記だから、ブドリの感情は書かれない。

二時間の朗読。
お月さまが真うえにあがっていた。

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この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

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