u 音 i 音 

唇や舌の位置、形などを視覚的にフィードバックさせながら、音韻の復唱。これを徹底的に行ってみました。自分の苦手だと思い込んでいる音韻が実はそうでもないという事実を認識してもらうことが目的でした。s音も違う音韻からの誘因によって反復練習。「ういろうは好きですか?」と尋ねると、そうでもないとか、どんな食感かとか、さまざま意見が飛び出しました。結果、好きか嫌いかは練習には関係なく、u   i   の口唇の形を正しく形成することが目的なわけです。この2音でも意識するのは i   音だけ 。一音がキーなのです。全部の音韻をおしなべて意識すると情報量が多すぎて、滑舌の獲得に時間がかかります。それよりも一音がクリアな発音になることで自信をつけてほしい。できるという達成の喜びを重ねてもらいたいのです。できない挫折感の上書きよりよほどよい。「ういろう」発声。これはなかなかでした。何度も繰り返し、角のない「ういろう」になっていきました。そこから、s    音へ。「すしろう」、お寿司チェーン店の名前です。「ういろう、すしろう、ういろう、すしろう・・・・」と繰り返していきました。u  i 。

最後の30分は電話応対のしかたを行いました。今日は、電話をとってすぐのファーストボイス。仕事復帰、質の向上を目的にしているので、ビジネスの場という設定です。会社名はそれぞれつけてもらいました。i  音のチェック。発音のスピード。明るさ。次回はシチュエーションで対応のしかたを学んでいきましょう。

次回は3/1です。

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この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

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