「工夫」は人生を不自由さから解放する

「数字はもうダメだと、もうわかりました」。

数字の概念をまっさらな状態から構築する方法で、日常生活や仕事上必要な12まで(時間、月)の形成がたいへんなスピードで出来上がっていた方です。この方法は、私自身、数字がやはり苦手で、視覚情報と音韻を結びつけるアプローチを成功させた経験を生かしカリキュラムに構成し直したもののひとつです。

まずはベースを固める。ベース固めには時間が必要です。ベースがしっかり固まったところで、あとはご自身に合った「工夫」がたいへん重要です。この「工夫」を一緒に考えることをしています。

「できない」「難しい」「無理」を植えつけさせることは意味がない。そう私は考えます。開通しないトンネルを計画したからといって何年も何年も掘り続けるより、計画を変更して少し掘るルートを変えてみる。そのためになにが必要かさらに考える。

「覚えられないんです」「記憶がやられちゃったんです」

でも、12まで確実にイメージの構築と音韻のマッチングはできるようになった。リピートもできる。

まずは「できること」「できたこと」を自分で客観的に理解する。できるベースを知った上で「工夫」を考える。

すべてを手作業で行うより、機械を使うから農作業も格段にはかどるし、重労働からも解放される。1から100まで記憶する努力を何年もかけてするより、電話番号を覚える努力を何年もかけてするより、必要以上のストレスを感じることなく日々を笑顔で過ごすためのツールを使いこなす。アイディアを考える。

1〜12の数字で正の時刻が操れるようになったことが、私は自分のことのようにうれしいです。

「すごいじゃない!」

「そうですか?」

そうです!あなたの努力はすばらしいです!

あとは、明日からの数字のストレスを軽減するための「工夫」を一緒に考えましょう。

その「工夫」はあなたの人生を不自由さから解放します。

 

 

 

 

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この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

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