すし物語

本日の参加8名。初参加の方もいたのでインタビューから開始しました。初参加の方に対して他の方がひとりひとつづつインタビューをしていきます。「どのように発症しましたか?」「どこから来ましたか?」「どこに住んでいますか?」「出身はどこですか?」「仕事はなんですか?」「今、困っていることは何ですか?」「仕事の内容を詳しく教えてください」。質問にひとつづつ答えていきます。質問の意味を理解し、どのように答えるか懸命に考え言葉の表出をすることは大変な作業です。意志の原体と言葉のマッチングがうまくいかず困難な時には、みんなでヒントの質問をしていきます。それによって誘因され言葉が引き出されていきます。このインタビューによって情報がかなり得られました。自己紹介をすることも大切なのですが、知りたいことを聞き出す聞き手の言葉の表出も促せるしその成果は達成感の獲得にもつながります。次に、インタビューされたひとが今度はひとりづつに聞きたいことを聞いていきます。「どのようにここまで来ましたか?」質問は同じでもかまいません。大切なのは、相手に対し関心を持ち、それを伝えること。そして答えを聞いて知りたいことがわかった喜びを知ってほしいと思います。

数字の音読。千と万の単位でつまずく場合、万の数字を隠します。まずは千の音読を確実に行えた後、万の数字を見せ、それが数字を単位のマッチングをさせます。そうやって経験値を積み上げていくことが大切です。列と行、上から何番目、下から何番目、下から何番目の左横、というふうに質問の難易度を上げていきます。数える作業。そして場所の確認ができたところで発音。クイズでは、kg、人、軒、票、本をつけて答えてもらいました。これは全員正解でした。

サ行の発音の練習は「すしだいすき」で行いました。同時に大声発声。舌の位置と置き場のついては次回に持ち越すことにしました。最後に二人ひと組になって「すし」を題材にした物語を作ってもらいました。ひとり2行づつ。計4行の短いストーリーにタイトルをつけ発表。これは素晴らしかったです。「すし事件」「いくら」「すしの歴史」「すし天国」。タイトルを見ただけでそのことがおわかりかと思います。どれも独創性に富み、自分達で作った物語だけに発表も表情がありなかなかのものでした。

初参加の方は「疲れました」と言っていましたが、それでよいのです。たくさん脳を使って、そして、ゆっくり休む。繰り返しながらゆっくり進んでいきましょう。

次回は2月23日です。

 

 

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この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

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