おとなになったあなたとこどものための朗読会「ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ」。
おかげさまで、満員立ち見が出るほど。
福島や埼玉からお越しの方や、なんと電車とバスを乗り継いで最後は1時間歩いてきたという方も!いわむらせんせいファンのみなさんの熱烈な思いを目の当たりにしました。
だって、ほんとうなんです。せんせいはやさしくて、こどももおとなもあたたかい毛布にくるまれるような気持ちになっちゃう。私もです。始まる前、テラスに出てムササビや干し柿の話を聞いているだけで、せんせいの絵本の世界にいるようで、しあわせなのでした。
「ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ」。朗読がおわると、せんせいが拍手で迎えてくれました。
ん〜!やり遂げた感!
その後は、いわむらせんせいとトークショー。この本がどうやってできたのか、ぜったいここでしか聴けないお話満載、せんせいの話術がまたひきつけるひきつける!おもしろかったですね〜!
改めて、「ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ」のすごさを思い知らされました。エピソードは実体験をもとにしたものがちばめられている。さらに、列車やどうぶつたちのリアル描写がファンタジーの世界へおとなを引き込む。メッセージ性があるのに、どうぶつたちの会話は、あくまでファンタジーなのだ。およよ40年前にいわむらかずおせんせいは、この絵本を描いた。「役に立たないはんぱもん。だけど・・・」と、どうぶつたちもしゃしょうさんも同じことを口にする。リアルファンタジーのすごさ・・・。
圧倒的におとなが多かったけれど、4歳になったばかりの女の子もじっと耳を傾けてた。
「ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ」を朗読できた喜びを、今、かみしめている。
この絵本は・・・たからもの。
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