ひとりひとりに生きてきた道があります。
どんな道も平坦ではなかったはず。
石がゴロゴロころがっていたり、とんでもない上り坂に出くわしたり、ある時には、大きな穴が開いていて気づかずに落ちてしまい、出られなくてもがいたり、道が二手に分かれていてどっちに行っていいか迷ったり、こっちが正しいと思って進んだ道が、行き止まりになっていたり・・・。
いろいろな道を歩いて、今、ここにいます。
私は、そんな道の途中で出会ったひとたちのお話を聴くと、心があふれます。
ある時は、土砂降りの雨に打たれながら、泥だらけになりながら、カンカンの日照りにフラフラになりながら、
それでも、こうやって歩いてきたこと。
汗と土埃でまっくろな顔。悔し涙と鼻水でぐしゃぐしゃな顔。
かっこよくないけど、私にはいちばんかっこいい!
そう言って、一緒に歩いてきてくれたひと。
困ってどうにもならないとき、助けてくれたひと。
ひとりの時も、ひとりじゃなかった。
だから、歩いてこれたんだ。
その言葉は宝ものだった。
私は、ありがとうを伝えたかった。
私もまだまだがんばらなきゃ。
そんな勇気をくれたことに。
なにができるかな・・・。そうだ!
聴かせてくれたお話を、朗読してプレゼントすることにしました。
聴き終わると、鼻をすすりながら
「ありがとう・・・」
そう言ってくれた。
やだ、私も泣いちゃう・・・。
私にできること。
私に、もう一度生きる力をくれた朗読。
ひとりひとりのお話を朗読しよう。
これからの私の道を歩いていこう。
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