雪の世界で、朗読の脚本を書き上げる

朝、めざめたら雪。予報通りとはいえ、1月も2月も今年は雪がなかったので、忘れてなかったのね、となんだか雪が可愛らしく思えた朝でした。そして、今日は誕生日。これって、神様からのプレゼント!? うれしくなって、夫を起こしにいくと、「ああ、そうだね」ですって。特別なことがきらいな夫だから期待はしてなかったけれど、それでも、「おめでとう」ぐらいは言ってほしいじゃない? 意地悪してコーヒーは淹れてあげなかった。

どちらにしても、この雪がやさしい時間をくれました。ここは、「叶谷」という名前のとおりちょっとした谷あいの里山。車がすれ違うことができないぐらいの田舎道を緩く上る場所にある。今日はどこにも出かけない。KANOUYA_BASEで行う朗読の脚本を書き上げることにしました。

今、ちょうど取りかかり始めたのは「母をたずねて」。イタリアの作家アミーチスの作品で、イタリアジェノバに住む13歳の少年が、たったひとりでアルゼンチンにいる母を探す旅に出る物語です。テレビアニメでも有名になりましたが、私は子どもの頃に買ってもらった世界の名作絵本で夢中になって読みました。

原作は少し長いので、朗読のために30分で収まるように脚本にしていく作業はなかなかたいへんなのだけれど、自分の言葉でシーンを表現する文章つくりは楽しい。

雪の世界で、「コンドルは飛んでいく」を聴きながら。

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この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

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