沼尾 ひろ子 - Author -
沼尾 ひろ子
ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー
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失語症のある方のことばと声のトレーニング
数理解と運動機能の新カリキュラムで感動
最近はみなさん、インタビューも慣れたものです。初参加の方にとても的確にわかりやすく質問しまた関心をもって上手に聴くので 、初参加の方も緊張することなく答えていきます。私が質問するよりよほどリラックスして会話もはずみます。もうひとつ、いいな... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
滑舌とは?母音と子音の解説
「ここでは、ゆっくりはっきり発音できるけど、日常会話でスムーズに話せるようになりたい」 。そう訴えるSさん。どうしても運動機能の指令が上手くいかない失語の場合、発音の角が丸くなってしまうのです。克服するためにはまずは「角を作る」。日々滑舌... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
インタビューで言葉のマッチング
今日は6名の方が参加しました。まずは近況インタビューです。インタビュアーになりたい方?と尋ねると「じゃあ」と手を挙げる方。次に、だれに聞いてみたいですか?と尋ねます。「○○さんに」と答えが返ってきます。質問は3つですよ、と言うと、ええ〜?!... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
関啓子先生のご訪問
三鷹高次脳機能障害研究所所長で神戸大学大客員教授の関啓子先生が見学に訪れました。関先生ご本人も脳梗塞による高次脳機能障害で、現在もリハビリを続けています。その体験を講演等を通して多くの方に知ってもらう活動をしています。「沼尾さんが行って... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
電話応対のためのボイストレーニング
「電話が一番困るんです」。失語症の方にとって、聴覚情報だけの理解はとてもハードルが高いのです。失語症の方でなくても、電話は苦手という人は少なくありません。電話トラブルは身近なところでもあります。先日、ある調理補助器具を購入しようとした時... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
新年の抱負といろはカルタ
今年初めてのボイストレーニング&朗読教室は近況報告から始まりました。お正月をどのように過ごしましたか?というお題に、ひとりづつ発表していきました。新幹線に乗って帰郷した様子、近所の神社に初詣に出かけた話、温泉での珍道中、それぞれ楽しそう... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
クリスマス朗読会♪〜感動をありがとう
今年最後のボイストレーニングはクリスマス朗読会と題して、チャールズディケンズの「クリスマスキャロル」を発表する会でした。見学の方も多く、ご家族や兵庫県から来た学生もいて、総勢16名。にぎやかな会になりました。いつも少人数で行っているので、... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
割り箸滑舌練習法
いつも顔の準備体操を入念に行います。声を出すことを促すには土台が大事なのです。ここで言う土台とは口の周りの筋肉のことです。ただ声を出すのであれば呼吸法が大事なのですが、みなさんが求めているのは、自信をもってひとと話をすること。自信をもつ... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
音の残韻を逆手にとる!
「大阪からこのために来たんですか?」思わず声が高くなりました。人づてに聞いて参加を決め、高速バスで上京し、そのまま夜行バスで帰るのだといいます。彼を突き動かす根底にあるものを推し量るに胸に迫るものがありました。なんとしても、自分の置かれ... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
訓練の意志決定が積極性を引き出す
今日は区の福祉関係の方2名と失語症の方が見学に訪れました。いつもどおり、まずは身体の準備運動でリラックスし、続いて顔の運動、呼吸法を時間をかけて行います。少しづつ進化しているのは、運動の順番も参加しているみなさんに決めてもらうこと。そうな...