生誕100年記念「ワグナー・ナンドール物語」朗読

世界的に著名な彫刻家であり哲学者のワグナー・ナンドール。ハンガリー出身で1969年日本に来日。栃木県益子にアトリエを作り、妻のちよさんとともに、残りの生涯を日本人として生き数々の作品を世に残した。

生誕100年となる今年、母国ハンガリーでは盛大な式典が催される。

日本では、益子のギャラリーで、秋季展「ワグナー夫妻の日々 パネル展が10月15日〜11月15日に開催されます。

そして、10月23日(日)、朗読「ワグナー・ナンドール物語」を哲学の庭で行うことになりました。

今年、ナンドールさんの生涯を知ったその日から、いっきに書き上げた「ワグナー・ナンドール物語」。第一次世界大戦、第二次世界大戦のまっただ中を芸術とともに生き抜いたナンドールさんと、寄り添い続けたちよさん。日本に、しかも、益子に、同時期を過ごしていたなんて、知らなかった。

ちよさんは昨年亡くなって、私は直接お会いすることが叶わなかった。たくさんの話を生の声でお聴きしたかった。悔やんでも悔やみきれない。だって、もうお会いすることはできないんだから。

だから、私は、ワグナー・ナンドールという日本人を、妻ちよさんを、語りたいと思ったのだ。ナンドールさんが願い続けた思いを、今、世界で繰り広げられている現実を前に、私の声を通して知ってほしい。

まるで奇跡のように、日本のワグナー・ナンドール財団でもナンドール生誕100年に朗読をと考えていたのです。そこで、私に白羽の矢がたったのでした。飛び上がるほど驚き、飛び上がるほどうれしく、そして、身の引き締まる思い。

ウィーンで活動をつづけてきた高橋詩織さんに、ぜひ参加してほしくて今回お声がけし、この朗読「ワグナー・ナンドール物語」の公演が実現します。

今、毎日2時間リハを重ねています。

どこにもない、きっと、いえ、ぜったいすばらしい作品となります!

ハンガリー、スウェーデン、日本。激動の時代を生き抜いた、ナンドール夫妻の道のりを、どうぞ、生の朗読「ワグナー・ナンドール物語」で知ってください。

http://www.wagnernandor.com/jzrokaaki-R04.htm

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この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

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