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2024年が駆け抜けていきました。なんといってもいちばんうれしかったのは「アナウンサー沼尾ひろ子の認知症予防のための音読ブック」を上梓したことです。長年行ってきた失語症の方への言語ボイストレーニングは5冊の書籍で、声の出し方などを紹介してきました。私の教え方はイメージを大事にしています。ことばというものは数字とちがってそれぞれのひとの捉え方で大きい、小さい、高い、低い、ちがいます。だから、たとえば、大きいなら、象とか、何階立てのビルとか、まるだったらテニスボールとかピンポン球とか、映像ででことばの意味を共有してきました。自分ではできているのかできていないのかわからなくても、いいですね!と私が声をかけてあげれば、これでいいんだと実感してくれ、喜びとともに成果となりました。なかでも「失語症ことばの攻略本〜ことば体操編」「音読編」は、大学とのアプリ開発に貢献することができ役に立ってよかったと思っています。そんな中、文字を読み、理解し、声を出す「音読」は、もっと広く万人に有用であると思うようになりました。脳をフル稼働する音読が認知症予防に力を発揮することは、私自身のことばの獲得方法で音読がもっとも有効だったことから確信していました。そこで、この1年はこの「認知症予防のための音読ブック」に力を注いできたのです。半年以上かかって作り上げた拙著は、横浜総合病院の長田乾先生、音楽プロデューサーハマモトさんがご賛同くださり、年末には、認知症予防講演「脳を鍛える沼尾式音読体操 アナウンサーが実践する認知症予防の秘訣」を開講することができました。ほんとうにスピーディーに進んでありがたいのとうれしいのと感謝のきもちでいっぱいです。さらに今年、フルアクセルで音読体操を広めていきたいと心あらたにがんばっていこうと思っています。さあ、がんばるぞ〜!
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