三国志 第五巻 孔明の巻が終わった。
諸葛孔明がいつ登場するのかとわくわくしながら朗読していたら、
なんとほぼほぼ最後の頃に、徐庶とのあの別れがたい胸にせまるシーンの最後の最後の最後に、
徐庶がもう一度戻ってきて劉くんに告げるのだ。
諸葛孔明を訪ねるようにと。
私の中では彼はいくつになっても”劉くん”。
だって、おかあさん思いのやさしい、いつも窮地に陥っては逃げ延びて
守ってあげたくなる男子が劉くんなのだ。
劉くんは、徐庶との別れも男らしくない。
彼と別れられなくて、ずっと着いていく。
劉くんは、切望していたのだ。彼のブレスト相手を。
徐庶については何も言うまい。だって、彼ほどの智謀者がころりと曹操の術中にはまってしまうなんて。。。
それほどの彼も母を出されると頭脳が曇ってしまうのだ。
話は戻る。
雪原の中を訪ねる劉くん。当時は写真もないからだれが諸葛孔明かわからない。
いつも、それっぽい人に出会っては声をかけ「ひとちがいです」と言われ・・・
それでもめげずに、三度めの訪問でついに孔明先生ご在宅。
でも、あろうことか孔明先生は、お昼寝中だった・・・!
劉くんは、起きるまでじっと立って待っていたのだ。
なんて健気な・・・
これだもの、”劉くん”なのだ。
そして、五巻の幕は閉じた。
次回から、第六巻赤壁の巻。
わくわくがとまらない。
YouTube「沼尾ひろ子の朗読の世界」134話。お楽しみに。
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