哲学の庭で、思考の海にダイブ

哲学の庭

ここに来ると落ち着く。静かな気持ちになる。思考は、深い。深淵の海にダイブする。思考の中枢に浸る経験の希薄な私は、帰りの車、運転席に座ったとたん、ずしりとからだが重くなる。海で泳いだ後の、あの心地よい疲労感。こんなに近くに、歴史を刻んでいたのに、パラレルワールドのように、同じ時を生きながら、交わることができなかった。会いたいと思った時、会いに行こう。聴きたい声を聴きにいこう。その言葉は、空気を震わせて波となって私を包んでくれたはずだった。それは、もう叶わないけれど、ここに来れば、思考の中に包まれる。

早く訪れた夏。

7月のラインナップがやっとできあがった。日付を見ながら、時の世界をあれこれ考えているうちに、1週間をきってしまった。朗読の世界でお会いしましょう。

Dramatic Readings 沼尾ひろ子の朗読の世界 7月 朗読日程 

7月2日(土)11時「山椒太夫」作 森鴎外

7月9日(土)11時「アルプスの少女」作 スピリ

7月16日(土)11時「耳なし芳一のはなし」作 小泉八雲

7月23日(土) 11時「人魚姫」作 アンデルセン

7月30日(土) 11時「夏の夜の夢」 作 シェークスピア

19時「三国志〜群青の巻 虎牢関/洛陽落日賦」作 吉川英治

*朗読作品は変更になることもあります。

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この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

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