ライトアップされた竹林に包まれて「三國志」を朗読

月に一度の「三國志」の日。
今月から冬時間で19時開始となり、
夜、ライトアップされた竹林に包まれて
あっという間に黄河のほとりへ。
官軍でない劉くんの軍は、どれだけ武功をたてても評価されない。
城内へは入れず
城門の外で見張りをさせられる。
秋風が吹く。
というくだり。
秋風陣。


吉川英治のぐいぐいひっぱる展開力、
戦のシーン、
感情を表す自然の描写、
言葉は難解なのだけれど、小気味良くて、かっこいい。
機関車が走るようにグウングウン
車輪のスピードが加速するかと思えば、
ゆったりとした黄河の流れ

これほどきもちのいい、
きもちがグッと入る文章はない。
朗読にぴったりだと思う。
でも、きっとだれでもというわけではないんだろうな。

私も、言葉の読み、意味、アクセント、これらを全部調べるのに、
相当な時間を費やす。
その時間すら楽しくてしかたないのだけれど、
だって、現代と違うのだ!
知識がどんどん蓄積されていく。
おもしろい。

情景も、映像化されていく。

いつしか、透明人間になって
物語の世界をみせていく。
ドラマティックリーディング。

私の三國志が聴きたくて
月に一度集うみなさんと
一緒にすごす
至福のひととき。



【youtube】

https://youtube.com/channel/UC_TvPdZQpAtIHZlBOgkHXnA

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

コメント

コメントする

目次
閉じる