7歳のとき、夢に神さまが現れて告げた。「大きくなったら日光山を開きなさい」。
761年天平宝字5年、28歳で僧侶となった勝道上人は、5年後の766年、大谷川の激流を渡り礼拝石に座り、それから毎朝二荒山(男体山)を拝した。
ある日、いつものように霊峰を拝していると、背後から4本の紫の雲がもくもくと立ち昇り龍となって大空に舞い上がった。
勝道上人は、青竜・白虎・朱雀・玄武の四神守護の霊地として、紫雲立寺(後に四本龍寺と改名)を創建した。
四本龍寺は、姿形はなくても幻の寺院として存在している。
二荒山神社、中禅寺と次々に建てた勝道上人。
日光に来ると、勝道上人が出迎えてくれそうな気がする。
そうしたら、聞きたいことがいっぱいある。
あなたの物語を朗読しよう。
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