世界の物語– category –
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沼尾ひろ子の朗読 の世界
朗読が得意だったアンデルセン
ハンス・クリスチャン・アンデルセンは、1805年、デンマークのオーデンセという町に生まれました。父は貧しい靴職人、母はもっとひどい境遇で育ち、アンデルセン自身も苦しい青年時代を送っています。幼少期から、本を読むことが好きだったアンデルセンは、... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
秋のKANOUYA BASE
神社がわのテラスもぽかぽか。秋のKANOUYA BASE。枯葉のカサコソ聞きながら朗読。毎週土曜日のひととき。今週は、フランダースの犬。夜は、三國志。そして、いよいよ12月。クリスマススペシャル朗読月間です。第1週は、雪の女王。デンマークのハンス・クリ... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
おとなになったあなたに、今、聴いてもらいたい物語
ある日突然、だいすきなお友達が別人のようになってしまった。悪魔の鏡の欠片が目と心臓に刺さってしまったから。お友達は雪の女王に連れ去られた。だいすきなお友達をさがしだすためにたったひとりで旅にでた静かな雪の音雪に閉ざされた国の冬の匂い動物... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
ピーターライト版「くるみ割り人形」をドラマティックリーディングで!
くるみ割り人形を知らない人はいないでしょう。私も子どもの頃、このなんともメルヘンな名前の響きに、勝手にかわいらしいお人形を想像していました。でも、物語のくるみ割り人形は、かたいくるみを割る強靱な大きなアゴを持つお世辞にもかわいいな... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
子どもの頃、だいすきな本に出会ったしあわせ
子どもの頃、だいすきで、それが大人になっても忘れられない、あの物語の世界が、その後の自分の「好き」のベースになっている、そんな本に出会えることはしあわせなことだとつくづく思う。それが私の場合、ひとつではなくて、おまえけに、場所、時間、そ... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
ケストナーが「動物会議」を書きたかった理由
ケストナーはこの物語を1949年に書きました。この時代背景を朗読の前に話します。なぜならそのことがとても大切なことだから。「動物会議」はタイトルもかわいいし、挿絵はさらに心をかきたてるかわいさだし、動物たちがこのようなエキセントリックな会議... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
ロシアのお話「12月」に森という名のケーキ
12月。12つき。まさに12月にぴったりのお話一年の最後の晩。おおみそかの夜。1月から12月までの12の月の精が森に集まって焚き火をする。スロヴァキアの民話。マルシャークは、その民話をもとに物語を書き上げました。新しい年を迎える大みそか、わがままな... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
ドラマティックリーディング「宝島」冒険の旅へ!
ジム少年になって宝島への冒険の旅を案内しました。ドラマティックリーディング「宝島」。次から次へと展開していくハラハラドキドキの冒険物語は、いつもよりアップテンポで、ジェットコースターのように。ひとつだけ、海賊の歌は不気味に、ウィッヒッヒ... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
ふたりのおじいちゃん
パトラッシュは大型犬だったと知ったのは、朗読をはじめてずいぶんたってからだった。アニメでも観てたのに、なぜか自分の中ではかわいらしい中型犬のイメージでかたまっていた。ブービエ・デ・フランダース。ベルギーとフランスの国境のあたりフランドル地... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
深まる秋の2つの朗読
秋が深まってきました。風がゆらぐと木の葉が雪のように降ってきて、あっという間に木の葉の絨毯。木の葉の音。ふみしめるとシャッシャッシャ秋の音。秋の朗読のBGM。今週土曜日は、11時がスティーブンソン作「宝島」、20時が太宰治の「走れメロス」です。...