子どもの頃、だいすきな本に出会ったしあわせ

子どもの頃、だいすきで、それが大人になっても忘れられない、
あの物語の世界が、その後の自分の「好き」のベースになっている、
そんな本に出会えることはしあわせなことだとつくづく思う。
それが私の場合、ひとつではなくて、
おまえけに、場所、時間、それらはまったくちがっていたりする。
北欧であったり、イギリスであったり、フランスであったり、南米であったり、
中国であったり、アラブであったり、日本であったり、
古代であったり、中世であったり、100年前であったり、・・・。
こうなってくると、節操がなくて
これです、と答えられない自分に、
生来のよくばりなのだわ、と開き直ったり。
それでもなにか、私のすきな本、すきな物語の共通しているものを
深潜してみる。
私達があたりまえに思っている現実世界に寄り添うようなあたりまえの現実世界。
目に見えているだけの自然と見ようとすると見える自然。
不思議が不思議でない、
それは、子どもの頃の私の心に共鳴していた。
音が聞こえる。
その音は言語じゃないのに
ちゃんと伝わる。
あたたかさと冷たさ。
光の濃度。
その感覚は、雪で閉ざされるとなお研ぎ澄まされる。
ひとことで言うなら・・・
その世界がたまらなくすき。

#だいすきな本 #雪の女王 #北欧 



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この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

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