「古事記ー神代の物語」〜日本人の自然感・死生観〜

「朗読で学ぶ」ことが、鎌倉アートギャラリー一凜のおとなの学び舎で実現することになった。主宰する稲垣麻由美さんは、文筆家で編集者、さらに、森羅万象に八百万の神が宿る日本の美を「本」という形に集結させるJapan Craft Book プロジェクトの発起人でもある。彼女の「美」の視点が好きだ 。だから、この講座の実現がほんとうにうれしい。

何を朗読するかを選ぶ時。どんなジャンルも問わない。たったひとつ、聴後感充たされること。朗読文の書く時、悲しいことも苦しいことも、私のすきなことばや言いまわしで綴る。それが、私の美学。ことばの美。感情は、音で綴る。私の朗読の世界。少し話が逸れてしまった。朗読文を書く時、その背景を知ることはとても大事で、リサーチに多くの時間を要する。そして、知れば知るほど物語の輪郭が私の視点でくっきりとし、それで朗読の世界ができあがる。おもしろくて、ついついそのことを教えたくなってしまうのだ。アフターTalkはいつも盛り上がる。古典は特にそう。さまざまな解釈があるけれど、私が選択することばでできあがった物語を聴いた後、どのように得た知識がことばにあらわれないベースとなってこの朗読が生まれたのかを知り、聴いてよかった、と思ってくれることがうれしかった。それを、今回、講座として伝えることができる。

沼尾ひろ子の朗読講座「朗読で学ぶ古典の世界」

「古事記ー神代の物語」そして、日本人の自然観、死生観。 

「読みたいけれど、古典は難しくて・・・」「ただ聴いていても、よくわからない」

古典は、長く時代を超えて読み継がれ語り継がれてきた日本の伝統的書物だが、時の壁は読解を困難なものにしてしまっていることも事実。

物語の背景やことば、伝統文化を学び知識を得て朗読を聴くことで、日本古来の物語の世界が身近なものになり理解が深まる。

①古事記の音と意味

②万葉仮名から見える日本人

③比較宗教 キリスト教の神様と日本の神様

④古事記から見える日本人の死生観

知識を蓄えて、朗読を鑑賞。日本文化の時の旅へ。

3月11日   10:30~12:30、14:00~16:00

場所 鎌倉アートギャラリー一凜

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この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

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