新年の抱負といろはカルタ

今年初めてのボイストレーニング&朗読教室は近況報告から始まりました。お正月をどのように過ごしましたか?というお題に、ひとりづつ発表していきました。新幹線に乗って帰郷した様子、近所の神社に初詣に出かけた話、温泉での珍道中、それぞれ楽しそうに話してくれ、こちらもそれで?それで?と次から次へと質問。どのくらいの時間がかかるのか、片道いくらなのか、新幹線と飛行機とどちらが安いのか、温泉メンバーの紹介など、興味のあることを聞いていくと、質問の意味を理解しながら、また懸命に答えてくれる。会話がすいぶん成長したなあと思います。説明しようとする思いが強くなり言葉をさがすことをあきらめない。まわりのひとも言葉を引き出すテクニックみたいなものが上手になったと思います。少し会わないだけなのにそれぞれ明確な目標に向かって着実に歩んでいることが伺えました。

大声発声法では、今年の抱負を宣言してもらいました。手を挙げて大きな声ではっきりと宣言します。舌の位置、口の動きをひとつひとつチェック修正して明瞭な滑舌の練習をしました。みなさんの豊富はそれぞれで、すばらしいものばかり。わたしは自分の豊富を宣言するのを忘れてしまいました。

そして、今日は新春カルタ大会を行いました。江戸いろはカルタなので絵がまた味があっておもしろいのです。読み手は順番に。しっかりはっきり読んでもらいます。滑舌のあまいところはその都度修正。全員で復唱します。「言わぬが仏」がなぜこの絵なのかしら?などそれぞれ意見を言い合ったり笑いっぱなしのとても楽しいカルタでした。

改めて思うのです。楽しいこと、笑うことが一番のリハビリなのではないかと。苦しいこと、辛いことを上塗りしていくと、いつかコップからあふれて美味しいお水は空っぽになってしまいます。自分のもっているいいところを増やしていくことが真のリハビリテーションだと思うのです。それには喜びの共有が必要です。一緒に喜びあえる、認め合える、笑い合える、そんな場を作っていきたい。今年もできることをできる力でやっていこうと思います。新しい年のスタート、一緒に、歩いていきましょう!

 

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この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

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