黄色のバッグに、夏の野菜と本を入れて

黄色がすき。朗読の衣装も、黄色。黄色といっても日本にはかぞえきれない自然の色がたくさんあって、その名前がまた素敵。菜の花色、鬱金色、向日葵色、蒲公英、藤黄、梔子、金糸雀、まだまだたくさんあります。

いろんなことがあって、くすんだ色が世界を覆ってる。街を歩いているひとのファッションも、鮮やかな色が減ってる気がする。自分自身も油断するとなにかに紐付けて負に傾いてしまいそうになる。というより、そういうものに同調しないといけないような、そんな風潮に吸い寄せられる。たしかに、繋がっているのだとも思う。その事象は、突然変異のように現れるのではなく、理由がある。それは直接的ではなく、とても間接的で、ほとんどわからない繋がり。そのことと認識していることが大事なのだ。でも、どこかで、切り離すことも。紐付けるのは実はとても楽で、簡単なのだ。切り離すには、強い意志が必要。なかなかしんどい。でも、できる。自分次第。それはそれ。という考え方。礼儀作法とはもちろん違う。そこには長い時間をかけて培われてきた理由があるのだから。それと踏襲することは大事なこと。

黄色がすき。と言って、黄色のバッグを手にする。夏は特に、元気が出る。ほらね、自然と笑顔になる。夏の野菜と本を入れて、ちょっとおそめのランチは、トマトとズッキーニとしその冷製パスタ。

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この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

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