言いたいことばが迷子になる。
なにも言えずに過ぎていく。
ことばはあふれるほど
胸のひきだしにあるのに。
ひきだしがあかない。
どれだけ
苦しいでしょう。
「あなたは、おしゃべりがすぎますよ。
 今は、お話を聴く時間です」
なんて、子どもの頃注意ばかりされて、
おしゃべりは、専売特許だったのにね。
笑顔の底に、悔しい涙の湖が広がっているのを
だれも知らない。
心の底から笑えたら
どんなにいいかしら。
ちがうひきだし
つくろう。
ひとりじゃたいへんだけど、
いっしょなら
きっとできる。
いつのまにか
ひきだしがうまって
かぎのあけかたも
上手になったら
だきあって
笑おう。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

コメント

コメントする

目次
閉じる