一般的に脳梗塞の四大要因は、
喫煙・飲酒・高血圧・肥満と言われています。
どれかひとつでも思い当たるひとは、
少しだけ生活習慣を見直すといいと思います。
ところが、わたしはなにひとつこの四大要因が当てはまらなかったのです。
ではいったいなぜ脳梗塞を引き起こしたのでしょうか。
入院して2週間過ぎた頃、
わたしは一刻も早く退院したくて、
点滴を外してほしいとお願いしました。
すると、医師から思いもしないことを言われたのです。
「沼尾さん、約束できますか?お水を2リットル飲んでください。」
それが、点滴をはずす条件だと言うのです。
わたしは絶句しました。
水を2リットル?!
「無理です。でしたら、まだ点滴をしたままでいいです」
わたしはそう答えたのです。
水を飲むこと。それはわたしにとって苦痛以外のなにものでもなかったのでした。
意識的に飲まなかったわけではないのですが、
体質的に喉が渇くということが今までなかったのです。
ジムに行っても、夏のゴルフでも
がぶがぶ水を飲むことはありませんでした。
お茶もそれほど好きではありませんでした。
唯一、コーヒーは大好きで一日5,6杯飲んでいました。
ところが、医師によると
コーヒーは利尿作用もあり水分補給にはならないというのです。
わたしの血液はドロドロだったのです。
血流は滞り、脳梗塞を引き起こす原因になったのかもしれない。
ショックでした。
自分で痛めつけてしまったからだに、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
医師から2リットルの水を告げられて、一度は無理です、と答えましたが
翌日、決意しました。
水を飲むことを。
最初はなかなか喉をとおりませんでしたが、
じょじょにゴクッと飲み込めるようになりました。
一日に2リットルの水。
とてつもない量に感じるかもしれません。
でも、生活の一部にほんの少し心がけるだけで
水分補給ができます。
コップ一杯の水。
朝起きて・朝ご飯の時・ブレイクタイム・ランチの時・ブレイクタイム・夕飯の時・お風呂に入った後・寝る前
コップ一杯の水を飲む。
今、この習慣が日課になっています。
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