「すばらしい!」
「ほんとうに感動しました!」
その言葉を聞くたびに、ああ、よかった。
心から、そう・・・・思うのです。
KANOUYA_BASEでの「朗読の世界」。
鎌倉時代の神社を奉る竹林が舞台。
美しい野鳥の囀り。
吹き抜ける風。
そよぐ葉。
葉音。
この舞台で、朗読をする時、
私の声は、私であり私でないのです。
私は、声をつうじて、
その時代の、そのひとになります。
だから、朗読が終わった時、一瞬、放心状態のようになります。
魂が、ここに戻ってくるような感じです。
竹取物語では、平安の時に。
古事記では、神代の時に。
そして、
北欧にも。
アラビアにも。
唐の時にも。
子どもの時にも。
私の声の波動が、聴いているひとに届くから
みなさんが、今まで経験したことのない時空間を
感動としてとらえてくれるのでしょう。
この舞台で、生の声で朗読することが
私のたまわったことなのでしょう。
聴いてくださったみなさんの心が
時に涙で、透明な清らかな気でみたされるなら
ほんとうにこんなうれしいことはないのです。
コメント