グループディスカッション「公共交通のマナーを考える」

グループディスカッションを行いました。今まで1対1でのインタビュー、1対1質問・答えのトレーニングを繰り返し行ってきました。その成果もあって会話が迷子になりがちだった方もひとつづつ言葉を返していき、会話をまっすぐに育てていくことができるようになってきました。いよいよその上の段階、グループディスカッションで自分の意見を言い、違った意見を聞き、グループとしてひとつの提言をまとめるトレーニングに取り組んでいくことにしたのです。制限時間は20分。ひとりがファシリテーターをつとめさまざまな意見を方向性をもって進めていきます。投げたボールがどのような打球となって返ってくるか予測不可能なので、全神経を集中して聴かなければなりません。高難度なトレーニングと言っていいでしょう。今日の議題は「公共交通のマナーを考える〜駅のエスカレーターで片側を開けることについて」。私はだまってディスカッションを見守りました。

・右側を開ける地域と左側を開ける地域のマップを作ろう・スペインでも同じように地域によって片側空けが違う・歩くこと自体危険性としてどうなのか・急いでいるひとは階段を使うべき・エスカレーター事故の危険・オリンピック前にルールの徹底化を・だれもが安全に公共交通を利用できるためには・・・・etc

ディスカッションはたいへん興味深く時間が足りないくらいに盛り上がりました。みなさんそれぞれの実体験や知識からこれからを考えることに議論を深めていけたことは、ファシリテーター役の方の力も大きかったと思います。もっとやりたいという声も上がり、ファシリテーターを順番に交代しながらグループディスカッションのトレーニングを続けていきたいと思います。

今日のグループディスカッションを聴いて、公共交通について提言として発信できるのではと感じました。だれもが安心して利用できることはとても大事なことです。怖くてひとりでとても移動出来ないとひきこもってしまうことはあってはなりません。やさしい思いやりのあるルール、考えていきたいですね。

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この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

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