元の仕事や職場に戻るかどうかの決断をすることはなかなか難しいことです。
誇りをもって携わってきた仕事に100%の力で復帰できないとしたら、
どんなに戻りたくても無理だろうと思うのは当然のことです。
また、築いてきた信頼を壊したくないと思うのも然り。
「日常生活に支障ないでしょう」と医師に告げられた時、
ちっともうれしくない、と半ば怒りにも似た気持ちになった経験を話す方は少なくありません。
パーソナルな時間では多少の不便や周囲への負担をかけることになりながらも、自分のペースで送ることができる。
でも、オフィシャルな場ではそうはいかない。仕事は対価をもらってスキルを提供する場。戻りたい、もう一度自分の好きな道を歩んでみたいと思っても100%のスキルを提供できなければ対価をいただく資格がない。だから、復職は難しいだろうと。
でも、ほんとうに無理だろうか。なんとかならないだろうか。もっとリハビリを懸命に行えばできるんじゃないだろうか。
ぐるぐる葛藤する思い。
自分で自分の可能性を否定することの残酷さは、専門職であればあるほど大きいのです。
もし、視野を広げることで「できる」が違う仕事への道筋になるとしたらどうでしょう。
新しい自分にできること。新しい仕事のしかたを模索する勇気をもつことができれば
復職への断念を、新たな決意に変えることができます。
捨てるのではく、獲得する。新しい生き方を歩み出しましょう。
五月は芽吹きの季節。新しい葉が生まれ、その緑は生き生きとし、眩しい。
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