世界の物語– category –
-
沼尾ひろ子の朗読 の世界
ルーヴァンのお祭りの日に出会った暗示
その日は、ルーヴァンのお祭りのさいごの日でした。市に稼ぎに行く金物屋は、老犬パトラッシュをひとときも休ませることなく、荷物をいっぱい積んだ荷車をひかせました。一滴の水も与えられなかったパトラッシュは、とうとう力尽きたため、水に捨てられま... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
マッチ売りの少女はこうして生まれた
予報通りの雪。外出しないと決めてなぜかほっとする。閉ざされた心地よさというか、つつまれた感がなんともきもちをやわらげる。夫は畑の作物を心配して、暢気な私を溜息をついて一瞥するのだけれど。私は窓から見る雪がすきなのだ。子どもの頃、翌朝のふ... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
「からだがふるえました」〜クリスマスキャロルを聴いて
「からだがふるえました」そんなことばをいただいた。「声が耳から入ってくるというよりからだで感じているみたいなんです」ああ、体感していただけたんだ。ドラマティックリーディング「クリスマスキャロル」。3人の幽霊に誘われてスクルージは時空を瞬間... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
Dramatic Readingsクリスマスキャロル
2021年12月、クリスマススペシャル朗読最後を締めくくった「クリスマスキャロル」。全部の会に足を運んでくれた方、初めていらっしゃった方、遠方から電車とバスを乗り継いでいらっしゃった方、久しぶりにいらっしゃった方、ご夫婦でいらっしゃった方、み... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
めっちゃ楽しいミニマム合唱教室
朗読「レ・ミゼラブル」で2曲独唱してくれた声楽家の山崎綾子さん。小柄でかわいらしくて、おおらか。「まるで、映画や演劇を観ているよう」と、大絶賛だったきのうのドラマティックリーディング「レ・ミゼラブル」を歌で彩ってくれました。「また、ぜひご... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
号泣・・・朗読「レ・ミゼラブル」
レ・ミゼラブルは、ファンが多くて舞台や映画を何度も観ているという方が朗読を聴きにいらっしゃったり、あまり覚えていないレ・ミゼラブルをもう一度、朗読で聴いてみたいという方などで満席でした。ジャンバルジャンの幼少期から物語は始まります。「あ... -
朗読公演
ライブ朗読のクリスマスプレゼント
ライブ朗読のクリスマスプレゼントなんて、なんて素敵なの!b-istyleのkyoさんから「b-istyleのみなさんへ朗読をプレゼントしたいの」って相談を受けて私は「雪の女王はどうかしら!」って即座に答えた。少女は、たったひとりでだいすきな友だちをたすけに... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
ロシアの森をドラマティックリーディング後のお楽しみ
マルシャークの「12月(つき)」でロシアの冬の森を旅したあとはkeicaのフォレノワールをいただきながら。きょうの物語に合わせて作ってくれました。フォレノワールはフランス語で「黒い森」。フォレ・ノワール=シュヴェルツヴェルダーというドイツとフラ... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
「12月(つき)」「森は生きている」どちらの名前がすき?
「『12月(つき)』と『森は生きている』どちらの名前もすき」朗読を聴き終わった後、そうおっしゃる方がいて私は、じわんとする。こんな言葉が私はうれしい。どのシーンが映し出されたのか同じ場所、同じ時を過ごしているのにちがうんです。ちがっていい... -
沼尾ひろ子の朗読 の世界
ポロポロ涙をながす「雪の女王」
12月クリスマススペシャル朗読会第1週「雪の女王〜keicaのチーズケーキとともに」無事終わりました。県内のかただけでなく遠く北海道からいらしたご夫婦、東京からみえた方朗読を聴くためにKANOUYA BASEに足を運んでくれてうれしかった。アンデルセンから...