ことばの伝え方

先週の宿題、寝る前に行う呼吸体操。私は家でできるボイストレーニングのしかたを必ず教えるのですが、「できているのかできていないのか途中でわからなくなってしまって」開口一番照れ笑いしながら話し始めました。宿題といっても、がんばりすぎないで日常生活の中でできる意識付けのようなものなのですが、真面目な方です。教えたとおりにできるまで一生懸命行い、それで、かえって、これでいいのかと不安になったようです。大丈夫ですよ。それでいいですよ。状況を聞いてそう伝えました。「ああよかった」。ニコニコ笑うと、口角がしっかりあがって口唇も左右対称でいい形。よかった!声のかけ方はその方の性格によって同じトレーニングでもまったく違います。真面目な方には根を詰めないように。そして、ひとつひとつ理解が深まるまで、イメージできる言葉で伝えていきます。納得すると目を輝かせて「なるほど〜。やってみます」とうれしそう。そんな時私もうれしくなります。今日、やってみてくださいとお伝えしたのは、知らず知らず腹筋を使うトレーニング。しかも、どこでもできて楽しい。次回の報告がまた楽しみです!

 

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この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

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