待ち合わせで時間の確認をするトレーニング

待ち合わせをするというシチュエーションで時刻のトレーニングを行いました。待ち合わせの時刻、待ち合わせ場所は自分で設定します。待ち合わせをする相手はそれを復唱して時刻と場所を確認し合います。音だけで正確な情報の共有をするトレーニングですが、実際に自分がよく知っている場所や駅がとっさに出てきて、そこに○時○分に立っている自分をイメージもしやすく、楽しくトレーニングできました。難易度を上げて、待ち合わせの時間に10分遅れるシチュエーションにもトライ。到着する時刻も合わせて伝えます。時刻は12時をまたいで10分を計算しなければならない時、混乱するようです。いずれにしても、日常生活や仕事上で待ち合わせは多々あります。時刻もシーンの経験を積むことで不安を解消できると思います。これからも続けていきましょう。

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買い物でお金をはらうトレーニング

毎日、なにかしかの買い物をしていますよね。買い物自体は必要に迫られての時もあれば、目的があって楽しいひとときでもあるものです。でも、失語症のある方が実際にお金を払う時はとても大変です。お財布をバッグから取り出す。正確な金額をレジの方から伝えられ(キャッシャーでの数字も確認しながら)お金を用意する。お財布からお札を抜き取るのも小銭を取り出すのも麻痺のある方は一苦労です。それに数字とお金のマッチングがうまくできない場合は照合するのに時間がかかってしまい、うしろで待っているひとのプレッシャーでさらに緊張してしまいます。他のひとに迷惑をかけたくなくてすべてカードで買い物している、または、1万円札でほとんどの買い物をしているという声も聞きます。カードはお金の計算がいらない分時間の短縮ができます。でも、お財布からカードを抜き取るのもなかなかたいへんな作業ですね。サインをする時はまた作業が加わり、結局時間はかかってしまうかもしれません。また、1万円札で買い物をしていると小銭がどんどん増えてしまいます。「小銭が増えたら、パスモのチャージに使います」という方もいらっしゃいました。日常生活の中で便利なものは積極的に利用した方がいいように思います。

今日は夕飯や朝食の買い物をするというシチュエーションで、お金の出し方とおつりを計算するトレーニングを行いました。その食材でどんなお料理をするのかも発表してもらいました。お料理好きの方も多くためになるアイディアも出されました。お買い物のしかたもその方の志向が出ておもしろかったです。数字のトレーニングは苦手な数字の克服というより、日常生活の手助けになるようなサポート的な意味合いをもって行っています。数字の概念と数字のマッチングのタイムラグを楽しく縮小する方法を常に考えています。みなさんが抱えている日常生活でのストレスをなんとかして小さくできるますように。

 

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緊急時マイカードを作ろう!

緊急時マイカードの作成もいよいよ大詰め。緊急時マイカードとは失語症のある方が災害時などで避難所でのコミュニケーションを助けるための情報カードです。失語症はひとによってコミュニケーション障害がさまざまなので、汎用性のあるカードでは対応しきれないため、自分専用のコミュニケーションサポート情報を記載したマイカードを作成することにしたのです。今日は先週みなさんから出していただいたコンテンツのメリット・デメリットを全員で考え、実際に携帯するマイカードの性能性を高める作業を行いました。情報一覧型はプライベート情報の漏洩をどうするか。情報の精度が良すぎてサポートへの説得力に欠けるのではないか。情報分散型は、それぞれのカードがバラバラになってしまい正確な情報が伝えられないのでは。失語症の説明については、見た目ではわかりずらいコミュニケーション障害が実際に伝わるのかといった問題提起がそれぞれ出され、解決について話し合われました。また、それとは別に、ヘルプマークの携帯が避難所での受け付け等ではわかりやすいだろうということでした。失語症の説明の前に、まずはなにかしかのサポートが必要なことをひと目で理解してもらう。緊急時は受け入れサイドも混乱しています。わかりやすい情報を与える努力も大切です。いづれにしても、災害はいつ起こるかわかりません。みなさんがコミュニケーションがとれず心細くなることのないように、必ずご家族との連絡の取り方を確認し合い、緊急時マイカードと必要な携帯物を準備しておいてください。

                 ヘルプマーク

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日常生活の中で使う数字

記号でしかない数字をイメージと結びつけるトレーニングを行いました。日常生活の中で使われる数字は日本語は種類によって多くの単位を使い分けています。まずは思い浮かぶ単位をあげてもらいました。次に、その単位を使って文章を作ります。「私は28貫お寿司を食べました」「1週間に5冊の本を読みます」etc  数字をイメージでとらえ、字と音をマッチングさせる。そのようにしてたくさんの文章を作ってもらいました。日常生活のコミュニケーションで数字はフィルターのない共通認識で重要な鍵を握っています。私も数学は苦手でしたが、特に時間という「数字=尺」は生放送の現場ではなくてはならない要素で体感としても備わっていないと困難な現場です。行動の逆算も必要です。経験で今はなんなくこなしていますが、失語症のある方にとって数字の攻略が必要不可欠であることをよくわかっているので、イメージから音を結びつけるトレーニングをこれからも繰り返し行っていきます。

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I have Aphasia 私には失語症があります。

「アメリカでは『I have Aphasia 私には失語症があります』と言います」。日本語では「私は失語症です」となんの違和感もなく使っている言い方。確かに、この微妙なニュアンスの違いは、実はとても大きな意識の違いでもあることに愕然としました。日本語の私=失語症〜私は失語症のひと と断定した言い方にはパーソナルなそのひとの人格はまったく含まれていません。一方、英語のhaveは、失語症は私という人間の一部分という意味を持ち、言い換えれば失語症がそのひとのすべてではありません。日本人はあいまいな表現を好みますが、こと失語症に関して潔いまでに言い切っている。パーソナリティーを重んじる文化の違いなのかもしれません。でも、言葉を上手に操れなくても、私という人間は心も知力も備わっていてひとりの人間なのです。ちょっとした違いですが、「私には失語症があります」と失語症をもつ当事者が言い方を変えることで、失語症を取り巻く周囲の目を、社会を、少しづつ変えることができるのではないでしょうか。グループセッションの中から出た発言を紹介しました。

 

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