イメージが大事!

絵がもっと上手にかけたら・・・。いつも思います。特に、口の形を書く時。上唇、下唇、歯がミトコンドリアのようになってしまうのです。今回は、ちょっと自信作です。背中を大きく広げる動きと、小さくする動き。背骨に向かって肩甲骨を寄せる/離すを書いてみました。なかなかうまく書けたでしょ? いいんです。絵は上手くなくても、口頭と動作でしっかり説明できます。

で、何を説明しているのかというと、呼吸体操のしかたなんです。胸式呼吸、腹式呼吸、努力呼吸、これらはしっかりした発声のベース作りです。発声が弱い方、声がかすれてしまう方にはおすすめです。その時、イメージがとても重要です。私はいつも、○○をイメージしてください、とか、手のひらで感じてくださいなど、直接的なやり方を教えるのではなく、思考を別のところに持って行きます。ようは結果的にできていればそれでいいわけです。その方が、難しく考えることがなく、呼吸体操の目的を果たせたりするわけです。ニコニコした時きれいに両口角が上がっているのに、「イ」の苦手意識が先にたってしまうと、「イ」の口唇がいびつになってしまう。意識的に行えるようになるとなおいいのですが、それが最終目的ではないので、まずは、イメージすることから始めてみましょう。

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家でできる簡単トレーニング

先週の宿題、寝る前に行う呼吸体操。私は家でできるボイストレーニングのしかたを必ず教えるのですが、「できているのかできていないのか途中でわからなくなってしまって」開口一番照れ笑いしながら話し始めました。宿題といっても、がんばりすぎないで日常生活の中でできる意識付けのようなものなのですが、真面目な方です。教えたとおりにできるまで一生懸命行い、それで、かえって、これでいいのかと不安になったようです。大丈夫ですよ。それでいいですよ。状況を聞いてそう伝えました。「ああよかった」。ニコニコ笑うと、口角がしっかりあがって口唇も左右対称でいい形。よかった!声のかけ方はその方の性格によって同じトレーニングでもまったく違います。真面目な方には根を詰めないように。そして、ひとつひとつ理解が深まるまで、イメージできる言葉で伝えていきます。納得すると目を輝かせて「なるほど〜。やってみます」とうれしそう。そんな時私もうれしくなります。今日、やってみてくださいとお伝えしたのは、知らず知らず腹筋を使うトレーニング。しかも、どこでもできて楽しい。次回の報告がまた楽しみです!

 

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連想トレーニングで言葉を引き出す

夏休みを経て1ヶ月ぶりにお会いしたFさん。スムーズに友達と会話できるようになりたいという目的で言語ボイスパーソナルトレーニングを始めて4年になります。最初に私のところに訪れてきた時、言いたいことがあるのに言葉が出ず、○○のことですか?と引き出しながら会話してきました。伝わると「うんうん」とうれしそうに首を大きく立てに振っていたことを思い出します。少しづつ言葉が増えていきましたが、会話の組み立てや助詞が違っていて正しい内容を一緒に捜しているうちに会話自体が迷子になってしまうことで、苛立ちも増えていったように思います。1つの質問に対してひとつの答え。この基本を時間をかけて何度も行ってきました。何年もかけて形容詞を足していきました。今年になって助詞を正しく使うトレーニングを始め、最初は一般的な短い文章で、次第に、私に話してくれたこんなことがあったという自分の体験を、私は短い文章に直し、助詞を空欄にして、改めて、正しい助詞を入れて会話を完成させていきました。この方法は、とても有効でした。会話が端的になっていきました。助詞のまちがいもなくなっていきました。1ヶ月ぶりにお会いして、夏に行った旅行の話をしてくれたのですが、その内容はとても楽しく、しかも、目に浮かぶようでした。とてもわかりやすく説明できたのです。私が直したのは1カ所だけ。すばらしい!確実に「会話ができるようになりたい」という目的に向かって進んでいることがうれしかった。

今日は、さらに、言いたい言葉、浮かんだ言葉を音韻に結びつけるトレーニングを開始しました。さまざまなアプローチから正しい言葉を導き出す方法です。連想トレーニングと名付けましょうか。この方法はとても楽しく、正解した時の喜びが成功体験となり、その積み重ねが会話を楽しくしてくれるでしょう。私も楽しい時間でした!

 

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ことばの体操動画撮影

あやしいポーズですが・・・😅
実は、「失語症ことばの攻略本〜ことば体操編」(エスコアール出版)の動画撮影。
お家でできるように、発声や滑舌の体操をテキストでわかりやすくイラストで紹介してるのですが、これをさらにわかりやすく動画で紹介。
で!モデルは、このテキストを作った私本人が行っているわけで・・・😁
ほんとは、ピッチピチのモデルさんにお願いして、私は解説だけにしたかったのだけど、変顔体操をお願いするのが心苦しく・・・。
「それは考案者の沼尾さんしかできません!」との強い要望もありまして😝
6時間の撮影、きのう無事終了!
デモ版ができたらお知らせします。

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言語ボイストレーニング里山教室 in叶谷ベースでのパーソナルトレーニング「がんばることは、がんばらないこと」

「毎朝起きると”あいうえお”。車の助手席で移動中にもやってます」

どんふうにやっているんですか?聞かせてください。とお願いすると、五十音、促音、撥音、濁音までソラで言えるのです。温和な笑顔の向こうにたいへんな努力家だということがわかりました。

でも、声が少しかすれています。声に力もありません。口唇がほとんど動いていないのです。声帯をいじめているのです。

今までやってきた毎日の”あいうえお”をひとまずお休みしていただくことにしました。そして、今日、教えたこと。寝る前に、ゆっくり深い呼吸を10回繰り返す方法です。深い呼吸とは腹式呼吸なのですが、立って行う腹式呼吸のやり方ではなく、寝ながら意識せずに行えるやり方です。

まずは、しっかりした声を出すだめのからだを作ること。声帯を痛めずに発声するにはとても大事なことです。滑舌はその後。正しい口唇と舌の動きでトレーニングしていきます。

寝る前に行う利点は、脳がリラックスして、良質な睡眠を誘導できます。

がんばること。それは、がんばらないこと。

「今晩から、やってみます」

笑顔で、叶谷ベースを後にしました。

どうか、がんばらないでくださいね。

 

 

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