「やってみたい」その思いをトレーニングに

それぞれの得意分野を生かしたテーマで講義を展開するフリートークトレーニング。「やってみたい」という要望からスタートしました。持ち時間は30分。今日のテーマはブレインストーミングです。今までの自分、今の自分、これからの自分を、客観的に、そして、主体的に見つめ、フタをしていたかもしれない本当の自分の思いに気づいたら、目的が明確に。手法の説明と質疑応答を繰り返され30分が経過。初めて行いましたが、専門分野だからこそ、平易な言葉に置き換え、他の受講者のみなさんにわかりやすく説明するコミュニケーショントレーニングになり、それは罹患後遠ざかっていた専門分野のプレ講義になったように思います。私自身そのことに気づかされ、たいへん勉強になりました。自信をつけるトレーニングをこれからも積極的に行っていきたい。また、受け身でなはくこのような自主性も育んでいきたいと思いました。第2回のブレストも楽しみです!

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タコイカ体操ではきはき!

ホワイトボードに書かれたこのイラスト、なんだかわかりますか?足の数は愛嬌で気にしないでください。答えを教えましょう。「今までのように話せない」とおっしゃる方は少なくありません。「今までのように」の言葉の中身はさまざまです。その中で「はきはきと話せない」と感じている方が楽しくできるトレーニングです。教科書みたいに難しかったり真面目にやらんきゃダメみたいな、そういう練習はやりたくないと思って考案したトレーニングのひとつ。このタコイカ体操、今日も笑いながら行いました。

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スマホでメモを録るトレーニング

コミュニケーションの手助けになるツールとして、メモをとることはとても有効です。日時=When、場所=Where、だれ=Who、何=Whatは、感情が入る部分がない共通認識により伝達しやすい事柄なので、メモをとれれば間違いが生じません。そのメモをとる方法のひとつに、みなさんがだれでも持っているスマートフォンを活用していただきたくて、今日は講師を招いてそのトレーニングを行いました。みなさん、それぞれ機種が違うので、ひとりひとり操作方法を教え、簡単にメモを録音する操作方法を何度も繰り返しました。実際のコミュニケーションの場では、メモの録音を相手に了解をとることも大切です。通常どんな場でも、何も言わずに写真を撮ったり録音したりすることは相手に不快な感情を抱かせてしまいますよね。失語症だからといって、写真撮影や音声録音していいわけではないので、その声がけもトレーニングしました。録音したメモを再生し、内容を正確に把握できたか確認し合いました。すると、全員が正確に情報が伝わり内容を理解できたことがわかりました。 みなさん、これなら大丈夫!と笑顔になりました。よかった〜!実際に役立つトレーニングをこれからも探求し続けます。みなさんの笑顔がもっと増えますように。

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「緊急時に開けてください!」

「両面クリアのパスケースを見つけました!」。そう言って見せてくれたバッグに携帯しているパスカードの片側に、「緊急時に開けてください!」とだけ書かれたカードが入っていました。もう片方には名前のみ記入されたヘルプカード。これなら、通常持ち歩いている時、過剰な個人情報をオープンにすることがなくセキュリティにも配慮でき安心です。会話ができない状態に陥った時、このパスケースを見せる、または、このパスケースを見つけた方が躊躇することなく中の情報を開示することができます。

緊急時マイカードの作成を言語ボイストレーニング教室で5回に渡って行ってきました。どのような内容にするかをひとりひとり考えて、自分に一番合った情報を選択しました。実際に携帯する行動にうつしたことがとてもうれしいです。しかも、このアイディア、すばらしいです!他のみなさんの参考になればと、写真で紹介することを快諾してくれました。緊急時とはまさに、突然やってきます。ひとりの時に、あわてることなく行動できますように、参考になさってください。

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メモをとるトレーニング

会話の中で、「何時」に「どこで」はとてもよく交わされる言葉です。でも、この「何時」に「どこで」が失語症のある方にとってはとても難儀なことなんです。まず、口頭で○時と言われても数字が浮かんでこない。または、時刻のイメージがつかめない。では、メモをとればいいのでは、と思われますが、数字が浮かんでこないものをどうやって書いたらいいでしょうか。音をそのまま書く方法もないわけではありませんが、仮名との照合に気を取られているうちに、肝心の「何時」という情報がどこかに行ってしまうのです。「本当にぜんぜんわからないです」と笑いながら話してくれるのですが、その「ぜんぜんわからない」状況が、社会生活においてどれだけ不自由なことだろうと胸が痛みます。情報の共有ができないと、約束できないひと、仕事ができないひとと思われてしまい、信用されなくなってしまうことを心配する失語症のある方は少なくないように感じます。人間性を誤解されることほど悔しく悲しいことはありません。なんとかして、メモをとる方法を見つけてあげたいとさまざまなアプローチを試みています。実際にこんな方法でメモをとっているという受講生の方のアドバイスも取り入れています。失語症はひとによって困難の現れ方が違うので、そのひとに合った方法を見つけトレーニングしていきたいと思っています。

 

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