クリスマス朗読会に向けて。突然涙があふれて・・・。

12月25日クリスマス朗読会を行います。毎回車で送迎してくれるおとうさまにぜひ聴いてもらいたいと、選んだのはチャールズディケンズ原作の「クリスマスキャロル」。ごうつくばりのスクルージが幽霊に連れていかれて過去現在未来の自分を見せられ・・・・。初めて読み合わせをしました。私はナレーションを担当しました。初めてなのに、文字情報から感情移入し、声による表現もすばらしいものでした。角のはっきりしない音韻は、今回前後の音から調整するアプローチはせず、正確に聴覚情報をインプットできるので復唱から改善できました。8ページの物語が終わると、スクルージを担当したKさんが突然ハンカチを取り出しました。涙があふれてとまりません。「いいお話ですね」。25日の朗読会はおとうさまと、ご希望の方をご招待しようと思っています。Kさんのあたたかなスクルージをぜひ聴いてもらいたくて。私も泣いちゃうかもしれません。

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映像×ひらめき×言語

画面に現れた映像を観て何でもいいのでひと言で表現する。あまり考えずにできるだけ早く言葉にする。このルールで行います。正解はないので、気楽にできるトレーニングです。1秒もかからずに発したものもあってうれしい驚きでした。数年前、脳梗塞で倒れて救急車で運ばれた時の記憶はほとんどないと言います。言葉が出ない状態だったことからすると、なんとすばらしいことでしょう。もちろん、ご本人の努力も並大抵のものでないことは言うまでもありません。月に2回のトレーニングを楽しみに笑顔を見せてくれるYさんとの時間は私にとってもかけがえのないものなのです。

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ステップ踏みながら発声トレーニング

バランス取りにくかったら座ってやる方法もあるんですよ。ひととおり説明した後、そう声をかけると、「やってみたいです!」と力強い返答。Hさんは、何のためにそれをやるのか、どうやるのか、Hさんにとってどう有効であるのか、理論的な説明をいつも求めます。そして、理解すると、少し難易度の高いトレーニングを必ず「やってみたい」と言うのです。ダンスのようにリズミカルにステップを踏みながら発声を行うことは、身体が覚えてしまうと実はそれほど難しくありません。実は、このトレーニングはその過程を、脳の情報処理に負荷をかけるという意味で、意図的に難しくしています。

まず最初に、呼吸体操に伴った発声をしっかり行います。次に、運動への指令をホワイトボードに書いた文字を読み解いて、ステップを踏んでいきます。この時、発声も同時に行います。そうなんです。ほんとうに、少し難しいんです。私自身も理解して間違わずにできるようになるには、時間が必要でした。「繰り返し」により、脳の指令を単純化します。そのため、4つのブロックに分けて行いました。正しい情報処理を最優先するためには、短時間の集中と処理時間の確保が必要になります。こう書いているとなんだかとてつもなく難しいことをしているようですが、見よう見まねで覚えてしまうと、実は単純なステップであることがわかります。ただし、トラップがあるので、やはり、集中力は必要になります。

「楽しいですね!」。Hさんはニコニコしてそう言いました。「でも、発声に意識が行きませんでした」と自己分析。トレーニングの意味を理解した上で客観的に自己評価していてすばらしいのです。大丈夫ですよ。そのために、最初に、しっかり単体で発声トレーニングしてますから。楽しいと感じていることが、脳へのなによりのご褒美です。ですから、根を詰めないで、今日はこのくらいにしましょう。私も、汗びっしょり(笑)。

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2文節会話トレーニング

無事展示会を終えて、ほっとした表情のYさん。2週間前までは、2文節ぐらいで展示会の内容を説明できるように会話トレーニングを積み上げてきました。半年ぐらいコツコツ続けてきた成果が確実に表れたように思います。自信もついたのか、ご自分から話を切り出すことも多くなってきました。残念ながら展示会に私は行けませんでしたが、今日の笑顔と報告を聞いて大成功だったことがわかりました。よかった!

今日から、少しハードルをあげた会話トレーニングに入りました。情報を共有しているひと同士の会話ではなく、一方が持っている情報を、相手に提供する会話です。これには、基本の2文節会話トレーニングが重要なのは言うまでもありません。自分しか知らないことを説明することは、ヘルプワードが減るため難易度も上がります。でも、正確に伝わった時の喜びもひとしおです。また、少しずつ、積み上げていきましょう!

 

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椅子にすわったままできる呼吸体操

ずっと続けてきた呼吸体操の成果がはっきり現れてきました。声量の調整と運動イメージを連動させたカリキュラムを取り入れてみたところ、今まで耳にしたことのない力強い発声!ご本人もびっくりしていました。うれしいですね!呼吸体操で腹筋が鍛えられたためです。ジムのマシーンを使わなくても、バーベルを持ち上げなくても、身体を作ることができます。椅子にすわったままでもできる呼吸体操は発声の基本です。知らず知らずいつの間にか声がしっかりしてきたらうれしいですよね。もっと笑顔が増えますように。

 


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