声とことばの学校– category –
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失語症のある方のことばと声のトレーニング
職場でのコミュニケーションは初期対応が大事
「○○のリハビリよかったよ」と聞けばどこへでも足を運んだ。自分にできる限りの努力を続けてきた。念願叶ってやっと復職。復職にあたっては上司、人事担当者と何度も面会を重ね、できること、できないことを伝えた。上司と人事担当者は自分達が正し... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
「私にぶつかって転んでしまった男の子」
「兄弟どうしでふざけて前を見ないで歩いていた男の子が、私にぶつかって転んでしまったんです。右半身麻痺の私は男の子を起こしてあげることができず立ったまま。そのうえ、失語症ですから、とっさに言葉も出ません。かけよってきたおかあさんが「なんて... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
連読で「うまくなった!」
芥川龍之介の「杜子春」の出だしのシーンを朗読。「杜子春」を選んだのは情景が鮮やかな映像のように描写されていて、脳内スクリーンに映し出された映像と文章をマッチングすることでより伝える力を引き出すことができると考えたからです。今日は4回め。1... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
仕事復帰。私はここにいていいの?
「仕事ができないとかいうより、自分との葛藤なんです」そう言って笑う彼女。勤務していた会社の上司による勧めもあって復職してひと月。もといた部署なので仕事の内容をだれより熟知していますが、その仕事は他のひとに引き継がれています。彼女が今まか... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
雨の日に外出する時、こんな解決策が!
今日は一日雨でした。台風5号の影響もあってか時折風も強く、このような天候の時外出することは片麻痺等の後遺症のある方にとってなかなか大変なことです。そこで、グループディスカッションのテーマは「雨の日の外出について」にしました。ファシリテー... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
グループディスカッション「公共交通のマナーを考える」
グループディスカッションを行いました。今まで1対1でのインタビュー、1対1質問・答えのトレーニングを繰り返し行ってきました。その成果もあって会話が迷子になりがちだった方もひとつづつ言葉を返していき、会話をまっすぐに育てていくことができるよう... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
新しい自分にできること
元の仕事や職場に戻るかどうかの決断をすることはなかなか難しいことです。誇りをもって携わってきた仕事に100%の力で復帰できないとしたら、どんなに戻りたくても無理だろうと思うのは当然のことです。また、築いてきた信頼を壊したくないと思うのも然り... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
舌の緊張を解く体操とは
はっきり話そうとすればするほど、舌に力が入って滑らかに発音できない。真面目できちんとした性格の方にこの傾向が多いように思います。あっかんべーとしてもらうとよくわかります。舌先がとがって舌全体が三角形のようになる方は、だらんとした舌になるよ... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
リハビリは新しい生き方をするための学習
リハビリは元に戻るために行うというのも違います。新しい生き方をするための学習という方が近いかもしれません。だから、やめずに続ける。脳は学習します。生きている限り。新しい自分になって輝くために。あなたのまわりのひとが笑顔になるために... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
たった一音で「おいしい!」を伝えることができるんです。
「おいしいの?おいしくないの?だまって食べてちゃわからないわ」「だまって食べてるのはおいしいからさ」「ばっかじゃないの!?言葉で言ってくれなきゃわからないの!」よく聞く夫婦の会話。ですが・・・違うんです。「おいしい」とはっきりした言葉で...