脳梗塞患者と失語症者の自立支援– category –
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失語症のある方のことばと声のトレーニング
サービス業の現場で働くみなさんへ 失語症の方とのコミュニケーション研修
東京オリンピック・パラリンピックを前にユニバーサルデザイン2020行動計画が発表され、「共生社会」「心のバリアフリー」がキーワードになっています。脳卒中などによる後遺症のひとつである失語症の理解が深まることも期待したいです。施策を検討する委... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
脳梗塞から復帰して見つけた豊かな生き方
リハビリテーション合同フォーラム「健康寿命に関しての講演会」で「脳梗塞から復帰して見つけた豊かな生き方」の演題で90分講演 無事終了しました! リハビリ専門職の組織が一同に会するフォーラムはすばらしかったです。一般的にあまり知られていなか... -
沼尾ひろ子 脳梗塞・失語症から現場復帰するまでのドキュメント
「脳梗塞・失語症から言葉を取り戻すまで」12 〜 現実を受け入れられない・・・
先生は昨日と同じ笑顔で迎えてくれた。実は、先生の名前をなかなか覚えることができない。顔はちゃんと覚えている。でも、なぜか名前が記憶の中に定着しない。だから、何度も先生の胸のプレートで名前を確認しながら、挨拶をしたり会話したり。他の先生方... -
沼尾ひろ子 脳梗塞・失語症から現場復帰するまでのドキュメント
けっしてあきらめなかった。その原動力となったものとは
普段当たり前のように使っている言葉はわずか10ミリ前後の声帯の振動、舌の動き、空気の排出経路によって生み出され、感情によってさまざまな表情がもたらされます。口の形、舌の動きを確認しながら一文字一文字づつ発声することによって、声は美しい言... -
沼尾ひろ子 脳梗塞・失語症から現場復帰するまでのドキュメント
「脳梗塞・失語症から言葉を取り戻すまで」11 〜 SLTAにとまどう
私の話をひと通り聞き終えると、先生はA5サイズほどの紙を手元に引き寄せた。 3cm四方のマス目の中には、動物やくだもの、山、太陽、靴下などといった、さまざまな絵が描かれている。言語障害の程度を調べるため、2回目以降のリハビリに使う道具だとい... -
沼尾ひろ子 脳梗塞・失語症から現場復帰するまでのドキュメント
「脳梗塞・失語症から言葉を取り戻すまで」10〜言語のリハビリスタート
明日からリハビリ開始。リハビリが始まるのはうれしい。それまで、病室では何の目標もない日々だった。しかし、やるべきこと、目指すことがあるというだけで、人間ずいぶん気持ちが明るくなるものだ。ただ、 リハビリを受けることに、まったく不安がないと... -
沼尾ひろ子 脳梗塞・失語症から現場復帰するまでのドキュメント
「脳梗塞・失語症から言葉を取り戻すまで」9〜 仕事はしない、と日記に。。。
18日は日記にもこう書いた。《私はバカだ。一刻も早く仕事にもどりたいと思ったのだ。仕事はしない》リハビリテーション実施計画書の「失語症」の文字は、「あなた、もう仕事は無理ですよ」と 言ってるも同然。ずっと、仕事、仕事と言ってた私がバカだった... -
沼尾ひろ子 脳梗塞・失語症から現場復帰するまでのドキュメント
「脳梗塞・失語症から言葉を取り戻すまで」8〜リハビリ計画書に″失語症〞の文字が!
「こんにちは〜」 カジュアルな服装をした2人の男性が、ひょっこり顔を出した。「あら〜っ。(えーっと・・・・)」ああ、よかった。2人の名前を覚えていた。私は内心ホッとした。この、名前と顔が一致するかどうかというのは、今の私にとってかなり... -
沼尾ひろ子 脳梗塞・失語症から現場復帰するまでのドキュメント
「脳梗塞・失語症から言葉を取り戻すまで」7 〜本当にもう一度、マイクの前に座れるの?
朝は先生の回診がある。8時半ぐらいになると、何の前触れもなく 廊下のスライドドアが開いて、白衣の3人が「いかがですか?」と入ってくる。私は頑張って、目をパチッと大きく見開き、できるだけシャキッとして「あ・・・いい感じです」と答える。しかし... -
沼尾ひろ子 脳梗塞・失語症から現場復帰するまでのドキュメント
「脳梗塞・失語症から言葉を取り戻すまで」6 〜 仕事現場の状況は・・・
それまで私は仕事のことばかり考えていた。レギュラー番組を突然お休みして、多くの人に迷惑をかけているに違いない。早く戻らなければとあせっていた。思いがけず緊急入院をしたあと、私の仕事の現場はどうなっていたのか。あとで、聞いたところによると...