声とことばの学校– category –
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失語症のある方のことばと声のトレーニング
ぼくを探しに
好きな本を朗読することになりました。これを読みたいとAさんがバッグから取り出した本。「ぼくを探しに」。絵も言葉もとてもシンプルなのに、深いですね。読む人や、同じ人でもその時によって違った思いを抱くかもしれません。私は探し求め続けることが原... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
ほんとうは何がしたいのですか?
「職業と健康」を題材にコミュニケーショントレーニングを行いました。どうしてこのテーマを選んだのかというと、失語症のある方にとって、就業と就職は新しい人生をスタートさせる大事な意味を持つからです。何をするのか、なんでもいいのか。簡単にいうと... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
クリスマス朗読会に向けてトレーニングスタート
12月のクリスマス朗読会に向けて、朗読トレーニングが始まりました。今年は群読ではなく、それぞれの得意分野を生かし披露する読み物を各自決めていきました。英語と日本語の絵本や、つぶやくように語る詩、国劇の一幕など、なかなか面白い内容です。まだ先... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
鏡を活用しよう!
火曜クラスがスタートしました。このクラスは、構音トレーニングを主に行っています。セミプライベートなので、気にしている箇所、悩みを聞くことに時間を割き、その方のためのカリキュラムを設計していきます。話がしたいと言っても、どういうふうに話せ... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
調子のいい時も、そうでない時も。
季節の変わり目に体調を崩す方は少なくありません。今年は非常に強い台風が多く発生し気圧の変化がさらに追い打ちをかけているように感じます。元気な時には上手にやり過ごすことができる不調が増幅して、気持ちも落ち込んでしまう。そんな時には、無理に... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
アナウンサーになってニュースを伝える
いくつかの用意されたニュース原稿の中から関心のあるものを選び、まずは黙読。このトレーニングではこの黙読の時間をたっぷりとります。まずは内容をしっかり把握すること。次に、音読。伝えることに重きを置きます。音読の苦手なひとには、文字情報を発... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
「やってみたい」その思いをトレーニングに
それぞれの得意分野を生かしたテーマで講義を展開するフリートークトレーニング。「やってみたい」という要望からスタートしました。持ち時間は30分。今日のテーマはブレインストーミングです。今までの自分、今の自分、これからの自分を、客観的に、そして... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
タコイカ体操ではきはき!
ホワイトボードに書かれたこのイラスト、なんだかわかりますか?足の数は愛嬌で気にしないでください。答えを教えましょう。「今までのように話せない」とおっしゃる方は少なくありません。「今までのように」の言葉の中身はさまざまです。その中で「はき... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
スマホでメモを録るトレーニング
コミュニケーションの手助けになるツールとして、メモをとることはとても有効です。日時=When、場所=Where、だれ=Who、何=Whatは、感情が入る部分がない共通認識により伝達しやすい事柄なので、メモをとれれば間違いが生じません。そのメモをとる方法のひ... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
「緊急時に開けてください!」
「両面クリアのパスケースを見つけました!」。そう言って見せてくれたバッグに携帯しているパスカードの片側に、「緊急時に開けてください!」とだけ書かれたカードが入っていました。もう片方には名前のみ記入されたヘルプカード。これなら、通常持ち歩...