声とことばの学校– category –
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失語症のある方のことばと声のトレーニング
「緊急時に開けてください!」
「両面クリアのパスケースを見つけました!」。そう言って見せてくれたバッグに携帯しているパスカードの片側に、「緊急時に開けてください!」とだけ書かれたカードが入っていました。もう片方には名前のみ記入されたヘルプカード。これなら、通常持ち歩... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
メモをとるトレーニング
会話の中で、「何時」に「どこで」はとてもよく交わされる言葉です。でも、この「何時」に「どこで」が失語症のある方にとってはとても難儀なことなんです。まず、口頭で○時と言われても数字が浮かんでこない。または、時刻のイメージがつかめない。では、... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
新しい読書のしかたを見つけよう!
猛暑と台風の8月も終盤にさしかかりました。夏休みの宿題といえば、読書感想文を思い出します。そこで、教室では、今まで感銘を受けた本、お薦めしたい本のプレゼンをすることにしました。本の内容やどのようにその本と出会ったのか、グッときたポイントな... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
待ち合わせで時間の確認をするトレーニング
待ち合わせをするというシチュエーションで時刻のトレーニングを行いました。待ち合わせの時刻、待ち合わせ場所は自分で設定します。待ち合わせをする相手はそれを復唱して時刻と場所を確認し合います。音だけで正確な情報の共有をするトレーニングですが... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
買い物でお金をはらうトレーニング
毎日、なにかしかの買い物をしていますよね。買い物自体は必要に迫られての時もあれば、目的があって楽しいひとときでもあるものです。でも、失語症のある方が実際にお金を払う時はとても大変です。お財布をバッグから取り出す。正確な金額をレジの方から... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
緊急時マイカードを作ろう!
緊急時マイカードの作成もいよいよ大詰め。緊急時マイカードとは失語症のある方が災害時などで避難所でのコミュニケーションを助けるための情報カードです。失語症はひとによってコミュニケーション障害がさまざまなので、汎用性のあるカードでは対応しき... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
日常生活の中で使う数字
記号でしかない数字をイメージと結びつけるトレーニングを行いました。日常生活の中で使われる数字は日本語は種類によって多くの単位を使い分けています。まずは思い浮かぶ単位をあげてもらいました。次に、その単位を使って文章を作ります。「私は28貫お... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
I have Aphasia 私には失語症があります。
「アメリカでは『I have Aphasia 私には失語症があります』と言います」。日本語では「私は失語症です」となんの違和感もなく使っている言い方。確かに、この微妙なニュアンスの違いは、実はとても大きな意識の違いでもあることに愕然としました。日本語の... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
災害など緊急時の失語症者の行動について
「災害時など緊急時の行動について」グループセッションを行いました。コミュニケーション障害である失語症の方が、緊急時、避難所などで自分の状況やどのような支援が必要かを正確に伝えることが困難であることは明らかです。2つの視点から、みなさんが... -
失語症のある方のことばと声のトレーニング
いちにさんしろくごしちはちきゅうじゅう
数字を苦手とするひとは多いです。数字は記号でそれ自体意味を持たないため数の認識がしにくいせいもあると思います。今日は1から10まで、数字と音声のマッチングのトレーニングを行いました。数字を見なくてもリズムの様に慣れ親しんだ”いち...