英語と日本語、どちらが言語トレーニングの成果が出やすい?

18年間、英語で仕事をしている方が、日本に帰国し、日本語で言語のリハビリを行っています。母国語が日本語ですから、表意文字の日本語は味方になってくれたのではありませんか?と尋ねると、最初は、簡単な会話だったので、日本語で話すことが楽だったそうなのですが、途中から、日本語で話すことが難しくなったというのです。とても、興味深くていろいろ質問しました。教室には同じように、英語を仕事に使っていた方が多く、みなさんもうなずきながら聞いていました、つまり、英語の方が、言いたいことが伝えやすいというのです。日本語は、対人関係、シチュエーションによって、尊敬語、謙譲語、丁寧語があり、急性期が過ぎて、そのことがわかってくると、かえって話すのが難しくなったということでした。また、目から入ってくるスペルも、意味理解と結びついているそうです。ただ、わかっているのに書けない、と不思議がっていました。発音は、ある一定の法則で抜ける音があることがわかったとも言っていました。日本語でも、それはあります。私がとても驚いたのは、漢字が失語症の方にとって、強力な味方であるのに対し、英語のような表音文字は、意味をなさないはず。英語圏の方は文字と意味をむすびつけるのは困難だろうと思っていたら、そうではなかったということです。長い間、英語を日常会話やビジネスで使用している方は、スペルも、形としてとらえ、意味と結びつけているのでは、と考えます。音の抜けに関しては、正しい音韻を残韻させることを根気強く行っていくことがよいでしょう。これは、万国共通なのかもしれません。教室では、私自身、勉強になることばかりです。みなさんは、ほんとうに、すばらしいです!

次回、12月26日はいよいよクリスマス朗読会です。

カテゴリー: 脳梗塞患者と失語症者の自立支援の会   パーマリンク

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