目標はひとそれぞれ

広尾教室は、受講生のみなさんそれぞれの目標をカリキュラムに取り入れて進めています。それは、ひとりひとりに向かうべき道があるからです。同じではありません。それは当然のこと。歩んできた道も違えば、得意も不得意も違います。講演では大多数の方へ最大公約数としての言語ボイストレーニングのお話をしますが、少人数での教室は、目標へ遠回りをしてほしくないのです。できるだけ、目標にストレートに到達してほしい。そのために、それぞれに教える方法も違っています。そんな中、みなさんに共通しているのは、自信をもって話したいという思いでした。滑舌とひとくちにいいますが、これも、ひとそれぞれ、今まで話してきた癖や、動かしにくくなった箇所も違います。でも、発声の基本は同じです。そこで、今日から、「よくわかる 失語症ことばの攻略本 音読編」(エスコアール出版)をテキストにし、進めていくことにしました。五十音を短文で練習していきます。まずは、即読、次に復唱、最後に、もう一度、意味理解して、音読。これを繰り返していきます。1ページ終わったところで、みなさん、それぞれにもう一度、音読したい文を選んで、本人の発声のまどろっこしさを解消していきます。家でできる練習方法もお伝えしました。毎回思うのですが、みなさん、本当に一生懸命です。お伝えしたことを必ず実践してきます。みなさんの目標を実現させるために、わたしも、全身全霊で向き合います!一緒に。

次回は、11月14日です。

 

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この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

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