5W1Hで会話の迷子を解決!

5W1H で文章を作ることをしてみました。いつ(When)どこで(Where)だれが(Who)なにを(What)なぜ(Why)どのように(How)。これは的確な言葉を探り当てているうちに会話が迷子になりがちな失語症の方の悩みを解決するカリキュラムのひとつです。「1インタビュー×1答え」カリキュラムは1対1での会話を想定しての練習でしたが、今日行ったのは、複数のひとに対して自分の状況、情報を教える「1対複数」カリキュラムです。まず、5W1Hを埋めてもらいました。お題はフリーです。記憶に留まっている身近に起こった出来事が一番書きやすかったようです。これはいってみればメモ書きのようなもの。今度はそれを全員に発表してもらいました。いつ、どこで、だれが、何をしたか。どうしてしたのか。どのようにしたのか。一度書くと、周囲に順序立てて話すことができます。もし、うまく文章化できなかったり、言葉で説明できなかったりしても一向にかまいません。足りない部分や、もっと知りたい情報は、周囲のひとが質問していきます。その質問に答えることで、発表者の情報は完成されます。これこそが、コミュニケーションなのです。そもそも書字が困難なひとは5W1Hを埋めることに一苦労していましたが、この場合、伝えたいことは形成されており、言葉で発表することは問題なくできました。事実は埋まったけれど、そこに感情をのせることが困難なひとは、他者からの質問に答えることで自分の思いを伝えることができました。それでも途中で伝える内容が迷子になってしまいそうなひとにも、質問によって修正されていきました。記憶があいまいなひとは、日時をピンポイントで伝えることに固執せず、むしろ、日本語の持つ時節や時空間を表すさまざまな言い方に置き換えることで、やわらかなあたたかい伝え方になりました。内容もそれぞれ興味深いもので、質問が積極的に飛び交い、コミュニケーションがとてもよく育っていました。

次回は8月22日です。

 

カテゴリー: 脳梗塞患者と失語症者の自立支援の会   パーマリンク

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