電話番号の音読

数字の音読、今日は1の位、10の位、100の位を行いました。数字の音読は単位によって意味理解が変わるため、ひとつ情報処理はなくなります。どういうことかというと、1という数字は、円なのか、グラムなのか、人なのか、軒なのかで脳内画像処理というかイメージの構築=意味理解が全く違うわけです。電話番号などたんに数字の羅列を音読する場合、1はイチ=ichiという発音とのマッチングでよいのです。1,2,3,4,5,6,7,8,9と位、十、百、千、万・・・との掛け合わせ。苦手という方は多くの場合音声マッチングの処理スピードが追いつかないだけなので、残韻という方法で解決できます。繰り返しです。聴覚の手助けで数字と発音のマッチングを正しく導くわけです。この時重要なのは、正しい音の残韻が必要ということです。まちがった音の繰り返しはよい練習とはなりません。なので、ひとりで行うより正しく発音できているひとの残韻ができる複数で行った方が近道といえると思います。さらに、090を頭につけて電話番号を作り音読。090はルーティンなので緊張による発音の困難がありません。

視覚→音マッチング→発音。数字の音読はやればやるほど成功体験を積み上げることができるトレーニングといえるでしょう。

次回は8月23日です。
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*写真は前回7月26日の様子です。

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この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

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