パドルサーフィン発声法

一ヶ月ぶりのボイストレーニングだったので、基本の呼吸法からひとつひとつ丁寧に練習していきました。さすがに通っている方たち、最初は忘れていてもすぐに思い出して、胸式呼吸、腹式呼吸、腹筋運動を行い、顔筋運動へ続きました。口の回りの筋肉は意識して動かしていかないと滑舌や発声を妨げてしまいます。角のない発音、流れてしまう言葉、小さな声は、相手に伝わりにくくコミュニケーションのストレスになるのです。思いっきり変な顔をして普段動かさない筋肉を働かします。これだけでも汗をかきます。

大声発声練習では、夏休みの出来事を夜空に向かって叫んでみるシチュエーションを設定しました。

「夏休みも仕事してたぞ〜!」「自由研究が終わったぞ〜!」「アスパラ穫ったぞ〜!」「はっほっ はっほっ!」最後のかけ声は、スタンドアップパドルサーフィンの様子をかけ声として表現してもらったものです。スタンドアップパドルサーフィンってなに?という質問に、ボディアクションを交えながら説明してくれたのですが、これが呼吸法にとてもよい運動になると思った私は、もっと詳しく動きを教えてもらうことにしました。「丹田を意識し足腰でグッと踏ん張る。”右・左”とパドルを垂直に水面に下ろすイメージで上から下後方へエアパドリング。左右2回ずつ2回、次に左右1回ずつ2回、スピードアップ。 そこに、は=ha  ほ=ho のかけ声をつけて合わせていくことにしました。はっはっほっほはっはほっほっはっほっはっほっはっほっ・・・こんなふうに。スピードアップしていくとかなりの運動量です。一生懸命やればやるほどついていくのがやっとでおかしな動きになり、みんなおなかをかかえて笑い出してしまいました。大声で笑うこともまたよい発声です。ねじれの動きとhの発声は負荷がかかるので、微発声の方にとても有効な運動となるでしょう。

今日はいつも通っている参加者ばかりだったので、少し高度な会話の表現力の練習もしました。声で会話に表情をつけていきます。

「僕は(わたしは)毎朝7時に目覚まし時計をセットするんです」

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強調のしかたはひとつではありません。いくとおりもあります。ジャパネット法という名称がいい!と参加者の方。発想がおもしろいです。毎回、 たくさん笑いながらトレーニングできるところがこの会のいいところかもしれません。

次回は、9月9日(水)です。

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この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

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