沼尾ひろ子のオンライン言語ボイストレーニング

ひとと会えない。という現実が立ちはだかったとき、どうしてこれほどまでに神さまは失語症のあるひとに試練を与えるのでしょう。そう思わずにはいられませんでした。

ダメージを受けた脳が言語野を司っているから、ひとが言っていることが意味とマッチしなかったり、自分が言いたいことの言葉が見つからなかったり、書いてある文字が表す意味が不明だったり、書いてある文字を読めているのに音読が難しかったり。失語症は言語の障害というより、コミュニケーション障害といった方が近いように思います。

ダメージを受けた脳細胞は現段階ではもとに戻らないとされています。だとすると、「前とまったく同じように」戻ることはとても難しいことです。でも、あきらめることは無意味なことで、同じ方法ではなく、違う方法で、コミュニケーションできればいいのではないか。また、社会生活において、不都合不利益のできるだけないような状態にもっていければ、新しい生き方をスタートできる。私が脳梗塞によって失語症になってから学んだことです。コミュニケーションは相互理解。発信したことが正確に伝わって初めてコミュニケーションが成立したことになります。極端に言えば、方法はどうだっていいのです。

「読む」「聞く」「書く」「話す」この4つのコミュニケーションツールすべてが困難なとき、表情や、声のトーンや、温もりが重要な役割を果たします。「ありがとう」が流ちょうに言えなくなって、感謝の表情で手を握れば、喜んでもらえたんだと伝わります。それは失語症に限りません。

コミュニケーションのトレーニングには会話がとても力を発揮します。どんな話が盛り上がるか予測不可能、相手から返ってくる言葉もそうです。全神経を集中して意味を理解し、自分の意志とぴったりのことばをひきだし、発する。ことばが見つからなくても、表情や、温度感が、担ってくれる。だから、「しゃべれないから会いたくない」はだめなんです。家から出て、ひとと会って接してください。会話をすることがなによりなんですよ。自分ひとりでは落ち込みがちでも、ひとと話していると気が晴れたり、違う考えを持てるようになったり、感情を共有しあえたりもします。

私はずっとそう伝えてきました。

でも、今。私達を取り巻く世界は大きく変わってしまいました。

「命のために、ひとに会わないで」「大事なひとのために家にいてください」。

いつか、きっと、笑って振り返ることができる日がくるでしょう。

では、今、私にできることは何だろう。

言葉のトレーニングをしてきたひと、したいと思っているひとに、物理的に直接会わなくて、言葉や会話のトレーニングをする方法は・・・。

オンラインでの言語ボイストレーニングを開始することにしました。

試してやってみると、顔の表情もわかるし、会話ができます。パソコンの簡単な設定でだれでも参加できることがわかりました。

これなら家にいながらだれでも気軽にできる!

言語ボイストレーニング、あきらめないで。

一緒に❗

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