災害など緊急時の失語症者の行動について

「災害時など緊急時の行動について」グループセッションを行いました。

コミュニケーション障害である失語症の方が、緊急時、避難所などで自分の状況やどのような支援が必要かを正確に伝えることが困難であることは明らかです。

2つの視点から、みなさんが現在行っていることを発表しました。1つは「行動」について。もうひとつは「コミュニケーション」について。

「行動」はその時どこにいるのかで、どこに向かうのか、家族とどのように連絡をとるのか。「コミュニケーション」は避難所でどういった方法で自分の状態を伝えるのか、また、何を要求したいのか。その伝え方について、それぞれ今現在行ってる対策は参考になるものばかりでした。

携帯しているもの

・自分で作った緊急時メモ

・自治体で配布しているあんしんカード

・ヘルプカード

・おくすり手帳

・障害者手帳

・4日分の薬

行政や公的機関のカード等は個人情報も含まれるので、自分で作成したメモがよいのではという意見が出ました。次回、独自の緊急時メモを作成することにしました。

避難場所については、片麻痺の方が移動することが困難な場合もあったり、最近の気候変動による自然災害は平地だから安全というわけではないので改めて確認することが必要といった意見も出ました。

なにも対策を講じていない方は、改めて準備をしておくことの大切さに気づいたようです。

このグループセッションを通して、今後、さらに具体的に多くの方に役立つアイディアをお伝えしていきたいと考えています。

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この記事を書いた人

ナレーター/朗読家/司会/声とことばのトレーナー

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