「失語症者就労支援のブルーベリー農園を作りたい!」クラウドファンディング、スタートしました!

私が掲げた失語症農園プロジェクトは

「農」を通して、失語症の方が社会復帰できる場所を作りたい!
農業ネットワーク団体「農人たち」の拠点である、栃木県宇都宮市に、失語症者 就労支援型のブルーベリー農園を創造します!
という思いで立ち上げました。
東京を拠点に長年、失語症者の方へ言語トレーニングを行ってきた中で、こんなに熱意のある方々がどうにか社会復帰できる場が作れないかとずっと模索していました。農業を通して、何かできることはないだろうかと。

https://readyfor.jp/projects/blueberryfarm
脳梗塞による失語症から、TVナレーター・フリーアナウンサーの仕事に復帰した私が、農業を始めるきっかけとなったのは、東日本大震災です。「どんなことが起こっても、自分も食べたい野菜を自分で作りたい」「大切な人たちに食べてもらいたい野菜を作りたい」という強い思いに駆られるようになりました。そんな時に、農薬を使わず、有機肥料のみで野菜作りをしている「農人たち」と出逢い、農業を始めることになりました。
失語症の方は、全国に約50万人いると言われています。話す、聞く、読むといった言葉に関するすべての機能に困難が生じてしまうこの症状は、どんなサポートが必要なのか、そもそも、失語症とはどういうものなのか、雇用する際どんなことができるのか、企業のみならず、一般社会においてほとんど理解されていない現状があります。さらに、失語症に加えて運動麻痺をお持ちの方も多くいます。

自然の中で五感を刺激すること、土に触れる。種を蒔く。作物を育てる。収穫する。食べる。これら一連の営みはまさに日々の生活を通して為し得る言語のリハビリです。精神的に安定しストレスから解放されます。、作業が軽度で収穫しやすいブルーベリーは、一般的な農作業は困難な方々でも作業ができます。

失語症の方が働けるブルーベリー農園を作りたい。その一心でナタと草刈機を手に開墾を進めてきました。なんとか30本植えることができたのですが、就労支援をするにはまだまだ苗木が足りません。その購入費用が不足して困っていました。
そこで、クラウドファンディングで賛同していただける方に呼びかけることにしました。
クラウドファンディングは、プロジェクトに賛同していただいた方の資金で目標が達成した時、賛同者はその対価を得るしくみです。

https://readyfor.jp/projects/blueberryfarm

今回のプロジェクトでは、みなさまからのご支援をいただいてブルーベリーの苗木を約150株と土壌改良材を購入させていただきます。栃木県宇都宮市の美しい里山の中に切り拓いた農園に一本一本、想いを込めて定植いたします。10m×100m規模のブルーベリー農園になる予定です。

購入するのは3年目の苗木となるため、定植した翌年からブルーベリーは少しづつ実をつけ始めます。その収穫を通して就労支援を開始していきます。ブルーベリーの成長とともに本プロジェクトもしっかりと成長させていきたいと考えています。

失語症を理由として就労困難な状況に陥っている方々が社会復帰するきっかけとしてブルーベリー収穫を行ない、ブルーベリーを皮切りに、運動麻痺の程度に合わせて野菜栽培にも携わっていくことで将来的に就労につなげていくことを目指します。今回の200本のブルーベリーがまさにスタートラインです!

この活動の最終目標は、失語症の方々が農業を学び農業で収入を得ることです。作物栽培、加工品製造、販売、それを一連の職業として行えば自立の道が開けます。さらに、失語症者の方が置かれている状況を多くの方に知ってもらい、失語症がどういうものかを理解してもらいたいです。

支援していただいた方には、
農人たちが産地から直接お送りする農薬を使わず、有機肥料のみで育て上げた季節の旬野菜をお送りいたします。

そのために、皆様のご協力が必要です。農業を通して失語症の方のサポートをするために、どうか応援よろしくお願いします!
ご支援のしかたはこちらです。

https://readyfor.jp/projects/blueberryfarm
農人たち https://www.noujintachi.jp

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • いつも素敵なアイデアを常にワークレベルまで立ち上げていく。さすが、沼尾先生。私も頑張ります

春茜 へ返信する コメントをキャンセル

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